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医学のあゆみ271巻12号・13号

肺高血圧症診療最前線──これからの肺高血圧症診療に向けて

医学のあゆみ271巻12号・13号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2021年1月18日

ページ数 70

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2019年12月

書籍・雑誌概要

肺高血圧症診療最前線──これからの肺高血圧症診療に向けて
企画:瀧原圭子(大阪大学キャンパスライフ健康支援センター)
・かつて肺高血圧症(pulmonary hyperten-sion:PH)は原因不明で予後不良の難治性疾患であったが,この20年間で診断および治療法は劇的に進化している.
・当初,家族性PH症例から原因遺伝子が解明されたが,遺伝子異常だけでなくPHの病因はきわめて多彩であるとともに複雑でもあり,その発症には “multiple-hits”が関与していることが知られている.
・本特集を通じて,PH病態の理解や治療法の画期的な進歩につながる研究が,近年超速の進歩を遂げていることを感じ取っていただくとともに,PHの臨床および基礎研究の魅力を知っていただきたい.

目次

■肺動脈性肺高血圧症の発症原因――遺伝子関連から最近の知見まで……平出貴裕・片岡雅晴
■肺高血圧症の病態制御から治療へ――炎症性サイトカインに焦点を当てて……中岡良和
■肺高血圧症モデル動物からわかったこと──病理病態からみた肺高血圧症……阿部弘太郎
■第6回国際肺高血圧シンポジウムでアップデートされた薬物・毒物誘発性肺動脈性肺高血圧症……大郷剛
■第2群肺高血圧症の病態を理解する……木岡秀隆
■III群肺高血圧症の病態と今後の展望……坂尾誠一郎
■Japan PH Registry(JAPHR)からわかったこと……田村雄一
■慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療最前線……内藤貴教・他
TOPICS
【生化学・分子生物学】
蛋白質N-ミリストイル化が関与する多彩な生命現象と疾患……内海俊彦 
【細菌学・ウイルス学】
マクロファージで誘導される新規HIV-1感染抑制因子ApoE……有海康雄 
【癌・腫瘍学】
腫瘍局所マクロファージの抗原提示能誘発による免疫療法抵抗性腫瘍の克服……村岡大輔・珠玖洋 
連載
【地域医療の将来展望】
12.地域連携の諸展開……小谷和彦 
【診療ガイドラインの作成方法と活用方法】
7.システマティックレビュー(SR)――SRの基本的なステップとメタアナリシス,さらに最新の情報……森實敏夫・佐々木祥 
フォーラム
【医療社会学の冒険】
20.人工呼吸器という家電……美馬達哉 
【対話―ダイアローグのはじめかた】
4.オープンダイアローグと未来語りのダイアローグ……孫大輔 
【病院建築への誘い――医療者と病院建築のかかわりを考える】
特別編――病院という建物の管理を考える……亀谷佳保里 
雑誌特集
新刊紹介