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図説 基礎からわかる 被曝医療ガイド
筆頭著者 鈴木 元 (監修)
国際医療福祉大学大学院教授
その他の著者等 箱崎幸也,作田英成,田村泰治
日経メディカル開発
電子版ISBN
電子版発売日 2018年10月15日
ページ数 92
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-931400-65-8
印刷版発行年月 2011年8月
書籍・雑誌概要
福島原発事故以来、わが国では放射線被曝についての正確な知識、正しい理解がいっそう求められるようになってきました。それは、医療者にとっても同様であり、もしもの放射線災害に備える意味でも、今後ますます重要になってくるでしょう。
「正しく放射線を理解し、いたずらに放射線を恐れることなく冷静に放射線防護を実践こと」を目指して本書は刊行されました。はじめて被曝医療に関心を寄せる医療者にも容易に理解できるよう、多くの図表を用いて簡潔・明瞭に解説しています。
本書は被曝医療のわかりやすい入門書として、刊行以来多くの医療者の支持を得てきました。
医師だけでなく看護師、薬剤師などのメディカルスタッフが、「これだけは知っておきたい」1冊です。
目次
I 被曝医療の基礎知識
I-1 自然界から受ける放射線
I-2 放射能と放射線
I-3 放射線の防護と透過力
I-4 放射線の単位
I-5 被曝の様式
I-6 被曝の人体への影響
II 放射線事故患者への対処
II-1 放射線事故患者ケアの概要
II-2 一般病院外来での被曝医療
II-3 症状・徴候からの被曝線量の推定
II-4 内部汚染の評価と除染
II-5 急性放射線症候群の診断・治療
III 過去の放射線事故の特性(対応と問題点)
III-1 放射線事故の種類と規模
III-2 チェルノブイリ原発事故
III-3 スリーマイル島原発事故
III-4 ゴイアニア被曝事故
III-5 東海村JCO臨界事故
IV 福島原発事故の概要と健康被害
IV-1 福島原発事故の概要
IV-2 放射線放出の広がり
IV-3 食品・環境での放射能暫定規制値
IV-4 放射線の影響を少なくする行動
V 放射線の中・長期的な影響
V-1 広島・長崎における原爆被曝後の影響
V-2 甲状腺がん、甲状腺疾患、奇形
V-3 白血病
V-4 低線量被曝と発がんとの関係
付録
放射線被曝汚染患者チェックリスト
健常皮膚の除染のポイント
染色体異常分析
内部被曝の医療処置
索引