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火鍼マニュアル
筆頭著者 淺野 周 (著)
北京堂鍼灸 院長
三和書籍
電子版ISBN 978-4-86251-216-1
電子版発売日 2017年3月6日
ページ数 154
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-86251-156-0
印刷版発行年月 2013年9月
書籍・雑誌概要
鍼と灸は、昔から車の両輪だとされている。しかし、灸(直接灸)は熱く、その痛みに耐えられる人は少ない。そのため、温灸が生まれたが、直接灸と温灸とでは作用が違う。
一方、鍼の痛みにはほとんどの人が耐えられる。先端を炎で熱して施術する「火鍼」は、直接灸の効果を併せ持ち、調節経気、温通経脈などの治療作用がある。 腧穴や部位に温熱刺激することで、身体の陽気を高め、正気を元気づけ、臓腑を調整し経気を激発し、経脈を温通させ、活気行気する。こうした火鍼の作用は、 助陽補虚、昇陽挙陥、消癥散結、生肌排膿、除麻止痙、祛痛止痒など、さまざまな疾患を治療する。
「火鍼」は、直接灸の効果を併せ持つ鍼治療である。本書は火鍼による治療法を症例別に解説する。
目次
総論編
一.火鍼とは
1.火鍼の材質
2.火鍼の種類
二.操作方法
三.火鍼の運鍼
四.操作の特徴
五.火鍼操作を他の刺鍼手法と併用
六.火鍼の操作
七.火鍼の注意事項
1.火鍼の禁忌
2.注意事項
八.火鍼の練習
九.火鍼の原理と作用
1.火鍼治療の原理
2.火鍼の作用
十.火鍼の各流派
1.師氏の新九鍼の火鍼
2.賀氏三通法の温通法
3.壮医経筋の「燔鍼劫刺」
治療編
一.内科疾患
・気管支喘息
・シャックリ
・慢性胃炎
・過敏性腸症候群
・高血圧
・脳梗塞
・慢性腎炎
・片頭痛
・三叉神経痛
・顎関節症
・癲癇
・後頭神経痛
・顔面痙攣
・顔面麻痺
・坐骨神経痛
・大腿外側皮神経炎
・末梢神経炎
・硬皮症
・強直性脊椎炎
・リウマチ熱性関節炎
・関節リウマチ
・インポテンツ
・前立腺炎
・前立腺肥大
二.外科疾患
・イボ痔
・裂肛
・リンパ結核
・頚椎症
・背筋筋膜炎
・慢性腰痛
・慢性棘下筋損傷
・五十肩
・肩甲挙筋損傷
・上腕骨外側上顆炎
・急性リンパ管炎
・腱鞘炎
・神経線維腫
・ガングリオン
・第3腰椎症候群
・上臀皮神経痛
・棘上靱帯と棘間靱帯の損傷
・変形性膝関節炎
・膝関節水腫
・膝関節側副靱帯損傷
・膝関節外傷性滑膜炎
・ベーカー嚢胞
・静脈炎
・腓腹筋痙攣
・アキレス腱滑液包炎
・足関節捻挫
・踵骨痛
・急性乳腺炎
・乳腺房増殖
・乳腺線維腺腫
三.婦人科疾患
・子宮付属器炎
・子宮筋腫
・生理痛
・機能性子宮出血
・外陰白斑症
四.小児科疾患
・おねしょ
・小児喘息
・流行性耳下腺炎
五.皮膚科疾患
・扁平疣贅
・伝染性軟肬
・尋常性疣贅
・尖形コンジローム
・帯状疱疹
・円形脱毛症
・湿疹(アトピー性皮膚炎・滲出型)
・神経皮膚炎(アトピー性皮膚炎・乾燥型)
・ジンマシン
・乾癬
・皮膚掻痒症
・尋常性白斑(白なまず)
・そばかす
・汗疱状湿疹
・アテローム(粉瘤)
・わきが
・凍瘡(しもやけ)
・褥瘡
・鶏眼(うおのめ)
・痤瘡(ニキビ)
・酒渣鼻
・脂漏性角化症(老人斑)
・色素性母斑(アザ)
・皮膚癌
六.耳鼻咽喉眼科
・結膜炎
・麦粒腫
・難聴と耳鳴
・花粉症(アレルギー性鼻炎)
・副鼻腔炎(蓄膿症)
・扁桃腺炎
・慢性咽頭炎
・歯痛
・口内炎