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実験医学 Vol.35 No.19
【特集】少数性生物学ってなんだ?
羊土社
電子版ISBN
電子版発売日 2017年11月24日
ページ数 165
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7581-2502-4
印刷版発行年月 2017年11月
書籍・雑誌概要
【特集】少数性生物学ってなんだ?
「生命らしさ」の鍵は、マイノリティ因子の振る舞いにあり。ウイルスは何個で感染できるか?細胞間のシグナルはどう伝達されるのか?今もっとも「おもろい」生物学を紹介!
目次
■特集
少数性生物学ってなんだ?
少数の因子が生命システムを制御する
企画/永井健治
1個と無限個の狭間に潜む新パラダイム【永井健治】
少数と個性―分子の数と生命らしさ【冨樫祐一,新海創也,小松﨑民樹】
少数の要素を計測する―ウイルス何個で“感染”するか?【藤岡容一朗,田端和仁,大場雄介,野地博行】
細胞集団シグナル伝達の少数制御【堀川一樹,太田裕作,向井あすか,新井由之,永井健治】
少数支配を実現するゲノムー驚異のDNA収納術【日比野佳代,前島一博】
少数で製造を制御するーべん毛をいつどこで,何本生やす?【今田勝巳,小嶋誠司】
たかがバクテリア,されどバクテリア ー小さな空間内できわ立つ少数性【福岡 創,蔡 栄淑,石島秋彦】
量的変動の時間,質的変動の時間ー少数分子が刻む哺乳類概日時計【大出晃士,須貝秀平,上田泰己】
■連載
News & Hot Paper Digest
[2017年ノーベル賞解説記事]概日リズムを制御する分子機構の発見【大出晃士,上田泰己】
[2017年ノーベル賞解説記事]クライオ電子顕微鏡による構造解析法の開発【佐藤主税】
タンパク質をイチからデザインして創る時代の分子標的治療【田口英樹】
Type2サイトカインによる感覚神経の直接刺激が痒みを増悪させる【丸山健太】
子由来の細胞が母親の傷を治している?!【藤本香菜,入江直樹】
カレントトピックス
始原生殖細胞の代謝特性変換は分化,再プログラム化を制御する【林 陽平】
OPA1とカルジオリピンの一方向性の働きによるミトコンドリア融合の分子基盤の解明【伴 匡人,石原直忠】
細菌感染はTLR4-TRIF自然免疫シグナルを介して造血幹細胞にストレスを与え,自己複製能を障害する【滝澤 仁】
アクトミオシンの活性制御異常が細胞核の変形および染色体の不安定化を引き起こす【高木 亨,Erik Sahai,Mark Petronczki】
Update Review
DOHaD研究の展望と課題【中野有也】
クローズアップ実験法
簡便かつ低コスト化を実現したヒト多能性幹細胞の培養法【宮崎隆道,末盛博文】
創薬に懸ける~日本発シーズ、咲くや?咲かざるや?
血球産生を促進する造血因子の発見と特許競争【宮崎 洋】
予言するシミュレーション
細胞応答の柔軟性をパスウェイシミュレーションで予言する:MAPK経路の例【市川一寿】
私のメンター
Joan A. SteitzーRNAバイオロジーのひたむきな先導者【廣瀬哲郎】
ラボレポート留学編
世界一周研究旅学ーMalaria Research Group, Leiden University【今井 孝】
Opinion
研究を突き動かす情熱の在り処【新屋良治】
バイオでパズる!
闇に光るスケルトン【山田力志】