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産婦人科の実際 Vol.73 No.12
がんサバイバーにおける女性医学―産婦人科医にできること
金原出版
電子版ISBN
電子版発売日 2024年11月20日
ページ数 112
判型 B5
印刷版ISSN 0558-4728
印刷版発行年月 2024年11月
書籍・雑誌概要
がんサバイバーにおける女性医学―産婦人科医にできること
臨床に役立つ知識や技術をわかりやすく丁寧に紹介する産婦人科医のための専門誌です。面白くてためになる,産婦人科の“実際”をお届けします。
がん治療の進歩により,現代のがん患者の生命予後は飛躍的に改善しました。それに伴い,がんサバイバーにおける女性医学や性と生殖に関する健康のそのほかの側面についても,今一度考えていかなければなりません。本特集号では,各種がんの疾患や治療による影響を考慮しながら,その特性を踏まえた適切な医療・ケアを実践するために,産婦人科医ができる対応策や,果たしうる役割について解説いただきました。
目次
―総論―
1 がんサバイバーシップにおける産婦人科医の役割 山口 建
2 各種がん治療の女性内分泌および生殖器への影響 西川 忠曉
3 AYA世代がんサバイバーへの包括的ケアと多職種連携―産婦人科医への期待 清水 千佳子
―各論―
1 小児がん経験者の慢性健康障害リスクとトランジション・ステップ 清谷 知賀子
2 がんサバイバーとホルモン補充療法―小児,AYA世代から更年期女性まで 篠原 康一
3 がんサバイバーのリプロダクション―がん治療前後の生殖医療 正木 希世
4 がんサバイバーの長期的ケア―骨粗鬆症・脂質異常 尾臺 珠美
5 がんサバイバーのセクシュアルヘルス―産婦人科医ができること 永田 知映
6 がんサバイバーのセクシュアルヘルスとQuality of Life 渡邊 知映
7 知っておきたいがんサバイバーのアピアランスケア 藤間 勝子
■シリーズで学ぶ最新知識
傍頸管ブロックを極める 第2回 傍頸管ブロックの実際―手技のコツや注意点 中山 敏男
■今日の話題
月経カップを用いた現代日本人女性の月経血重量に関する前向き観察研究―研究結果からみえた「フェムテック」が革新する未来の医療と課題 鶴田 智彦
■臨床経験
経口妊娠中絶薬の使用経験と今後の課題 松峯 美貴
■症例
性別不合女性(GI/FTM)に対する器質性月経困難症の保存的治療の一経験 江川 晴人
帝王切開瘢痕部症候群術後の妊娠経過中に著明な筋層の菲薄化を認めた1例 田中 愛理佳
外子宮口より2 cm以上奥に茎が遺残したCIN3の頸管ポリープの1例から導く,頸管ポリープの治療指針に関する考察 廣西 紋
■海外文献から 宮崎大学医学部附属病院産婦人科
高血圧合併妊娠の血圧非重症域例に対する治療の検討
子宮内膜癌に対する子宮摘出術中の子宮内マニピュレーター(IMU):腫瘍学的転帰のシステマティック・レビューとメタ解析