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ただいま登壇中! Dr.'s Prime Academia すべての主訴に使える! 問診フローチャート―PODCAST法
筆頭著者 小林 尭広 (著)
防衛医科大学校病院 総合臨床部
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2023年10月17日
ページ数 220
判型 A5判
印刷版ISBN 978-4-498-01030-7
印刷版発行年月 2023年10月
書籍・雑誌概要
人気セミナーを書籍化.全主訴に対応する病歴聴取の新メソッド「PODCAST法」を解説.
医師のオンライン勉強会で日本一の件数を誇る「Dr’s Prime Academia」の人気セミナー
を書籍化.第一段では全主訴に対応できる新しい問診メソッド「PODCAST法」を紹介.
従来のOPQRSTだけでは不十分であったTime Courseを具体化し,診断に至るまで過不
足ない病歴聴取が出来上がった.考案した著者自らが行う分かりやすい講義を紙面上に再現し,書籍ならではの丁寧で細やかな解説加えた.容易に型が身に付くまさに実践書だ.
目次
もくじ
本書の使い方
巻頭まとめ
第1章 総論
1▶現病歴の構成成分 OPQRSTで本当に十分か
1.OPQRSTとその限界
2.痛み以外の症状はOPQRSTでは表現しにくい
2▶新しい病歴聴取の型 PODCAST法
1.PODCAST法
2.PODCAST法で経過をイメージする
3▶尤度比 病歴と所見の診断性能の理解のために
1.尤度比の前に,感度と特異度を考える
2.尤度比の定義と臨床応用
第2章 各論 A―疼痛編
1▶胸痛 chest pain
1.「胸痛」の病歴聴取とred flag signを考える
2.診療セッティングで有病率は変化する
3.初期対応では致死的胸痛を念頭に置く
4.PODCAST法で胸痛を分解する
5.PODCAST法による病歴聴取の有用性
6.PODCAST法で致死的疾患でなさそうと思ったら解剖アプローチへ
2▶頭痛 headache
1.まずは2次性頭痛を除外する
2.頭痛の疫学
3.各疾患の解説
3▶腹痛 abdominal pain
1.腹痛診療は難しい
2.腹痛の疫学
3.腹痛をきたす緊急疾患
4.発症様式と痛みの程度から考える
5.バイタルサインの異常があるときも急ぐ
6.病歴聴取で鑑別を絞る
7.PODCAST法で得られた情報を図式化する
4▶関節痛 joint pain
1.本当に関節が痛いのかを考える
2.外傷歴の有無を確認する
3.関節穿刺をするかどうか,それが大事だ
4.関節穿刺をしないと決めてからゆっくり考える
5▶腰痛 low back pain
1.頻度の高い腰痛~疫学を考える
2.「腰痛」の病歴聴取~red flag signを考える
3.病歴聴取の構成成分~PODCASTを考える
4.Red flagの一環~炎症性腰痛を考える
5.非緊急性の整形外科的腰痛を最後に考える
6.腰痛の典型的な経過を考える
第2章 各論 B―疼痛以外の主訴編
1▶急性上気道炎 acute upper respiratory infection
1.急性上気道炎(「かぜ」)の定義
2.重症疾患らしさを評価する
3.緊急疾患っぽくなければ,咽頭痛,咳嗽,鼻症状の3つの軸で 抗菌薬の必要性を考え
2▶咳嗽 cough
1.「咳嗽」の病歴聴取とred flag signを考える
2.細菌性肺炎を疑わせる所見
3.咳嗽の病歴聴取を考える
4.頻繁に出会う疾患の経過を考える
3▶失神 syncope
1.失神という言葉を定義する
2.まずは失神とてんかん発作のどちらかを考える
3.失神を疑ったら,病歴聴取と心電図を行う
4▶めまい vertigo, dizziness
1.「めまい」としてアプローチしてよいかどうかを考える
2.めまいの病歴聴取を考える
3.めまいの鑑別の手前で立ち止まる
4.めまいのアプローチをすると決めた後~疫学と画像検査の限界を知
5.病歴聴取のQualityにこだわらない
6.PODCASTの構成成分にこだわる
7.HINTSは急性前庭症候群を疑うときに使用する
8.PODCAST法を活用してめまい疾患を整理する
索引