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J-IDEO Vol.3 No.4
【Special Topic】令和元年のグラム染色論
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2019年7月15日
ページ数 168
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-498-91904-4
印刷版発行年月 2019年7月
書籍・雑誌概要
【Special Topic】令和元年のグラム染色論 本号のスペシャルトピックは「令和元年のグラム染色論」.
グラム染色は100年以上続く伝統的な微生物検査です.PCRやMALDI-TOF MSを導入する施設も多くなりましたが,まだまだ馴染みのある検査です.
その用途は幅広く,菌種の推定はもちろんのこと,使い方によっては病態推測や抗菌薬の効果判に定まで利用することができます.
そこで,本号ではグラム染色に焦点を当てたSpecial Topicを,編集委員の一人でもある山本剛先生に解説していただきました.
目次
[Special Topic]
令和元年のグラム染色論
山本 剛
[新連載]虫の一分 小さなものの小さなつぶやき(1)
忽那賢志,倉井華子
法師と小僧,マダニを捕まえる
今月のカビ(15)
亀井克彦
ハトはクリプトコッカス症の原因ではなかった?
抗菌薬選択チェックメイトへの道(15)
山田和範
インフルエンザ後に迫り来る青い影
ちょっとだけ余計にがんばる病院の感染対策(2)
崎浜智子
ヒトの栄養(アミノ酸配合末梢静脈栄養輸液)は,ばい菌にとっても栄養!
感染症カンファレンス実況中継(14)
三須恵太
多発性の皮膚軟部組織感染症が疑われた37歳男性
本質の感染症(15)
岩田健太郎
いじめ体質化
[新連載]肺炎診療の最先端(1)
城下彰宏
市中肺炎のガイドラインは今後どう変わっていく?
抗菌薬相互作用整理BOX(15)
山田和範
獅子身中の虫 〜カルバペネム系抗菌薬とアミノ酸輸液製剤〜
泣く子も黙る感染対策(15)
坂本史衣
清掃と医療関連感染
Dr. 岸田の感染症コンサルタントの挑戦(15)
岸田直樹
ASTへの抗菌薬相談! 困るシチュエーションASTとしても「感染症かどうかわからない……」への対応法 1
移植後感染症レクチャーシリーズ(15)
冲中敬二
移植後真菌感染症(酵母様真菌)
子どもと大人の感染症(14)
齋藤昭彦
“Vaccine hesitancy”の脅威
統計学のABC(8)
吉村健一
P値への批判―P値に関する真実としばしば陥りやすい誤用・誤解
日本全国感染症ケースカンファレンス道場破り(15)
忽那賢志
神戸の決戦 その2(vs 神戸大学医学部附属病院感染症内科 西村 翔)
教えて感染症の病理(15)
砂川恵伸
病原体編 ウイルス感染症の病理は封入体の有無とその特徴をつかむ
正しく恐れる結核診療のすすめ(15)
大藤 貴
典型的な肺結核症例に学ぶ:消化器癌の精査中に指摘された結節影
研修医のための微生物レクチャーシリーズ グラム染色所見と培養結果からどう考える?(3)
黒田浩一
グラム陽性球菌編 3
基礎から臨床につなぐ薬剤耐性菌のハナシ(15)
西村 翔
誰も教えてくれないザバクサ®の使いドコロ
感染症疫学入門ズームアウト!(15)
石金正裕
サーベイランス 1 ―感染管理活動や公衆衛生活動の基本のキ―
ますますTDM(15)
望月敬浩
となりまちにて
非“専門家”のためのHIV感染症との関わり方(15)
塚田訓久
曝露後予防内服(その1)
意外と知らない 肝臓のキモ(15)
松尾裕央
HAV その2(再燃する肝炎)
動物と環境由来耐性菌の現状と対策(4)
田村 豊
わが国の動物由来耐性菌対策の概要
渡航医学B級情報局(10)
勝田吉彰
ウクライナでも,米国でも,タイでも,オーストラリアでも!
微生物検査の志士たち(15)
黒川正美
一般市中病院でも実施可能な血液培養迅速検査報告の導入
This wormy world〜ようこそ!寄生虫の世界へ〜(15)
中村(内山)ふくみ
肺ジストマ(その1)
ICDのホンネ(15)
羽田野義郎
現場でプロジェクトをどう進めていくか
呼吸器感染症よもやま話(15)
倉原 優
気管支肺胞洗浄のあとの発熱は感染症なのか?
抗菌薬アナザーストーリーズ(15)
片山歳也
MEPMを振り返って
今日も明日もAMR対策(10)
具 芳明
抗菌薬使用量の変化から何を読み解くか
J—IDEO Journal club(15)
藤田医科大学医学部感染症科
Book Review
『医師のために論じた判断できない抗菌薬のいろは 第3版』
評者:矢野晴美
『症例から学ぶ 輸入感染症 A to Z ver.2』
評者:倉井華子
バックナンバー
次号予告
「微生物検査危機一髪! 」(山本 剛)は休載いたします.