書籍・雑誌概要

1950年創刊。整形外科領域でいちばんの伝統と読者を持つ専門誌。読者と常に対話しながら企画･編集していくという編集方針のもと、年間約180篇にのぼる論文を掲載。その内容は、オリジナル論文、教育研修講座、基礎領域の知識、肩の凝らない読み物、学会関連記事まで幅広く、整形外科医の日常に密着したさまざまな情報が、これ1冊で得られる。

目次

論説
　脛骨顆外反骨切り術におけるX線所見と短期臨床成績の関連性　　小関弘展

経験と考察
　Kienböck病Lichtman分類stage ⅡのMRI所見　　中台雅人
　術前認知機能が大腿骨頚部骨折術後成績に与える影響　　横山勝也
　関節リウマチ治療におけるJanus kinase阻害薬からインターロイキン6阻害薬への切り替え　　太田　悟

臨床室
　頚椎椎弓形成術後の遺残神経根症に対して椎間孔拡大術を行った2例　　小島利協
　急性腰痛と左下肢痛を発症した後脊髄動脈領域の脊髄梗塞の1例　　衛藤俊光
　橈骨粗面と尺骨回外筋窩の骨棘により前腕の回旋制限を生じた遠位上腕二頭筋腱部分断裂の1例　　吉田勇樹
　生物学的製剤で加療した超高齢発症関節リウマチの1例　　前田ひづき

短報フォーラム
　頚椎手術を契機にポリファーマシーに介入した1例　　井上三四郎

リハビリテーション
　体系立てたリハビリテーションにより早期スポーツ復帰が可能であった習慣性肩関節後方亜脱臼　　相良優太

特別寄稿
　整形外科勤務医の働き方改革　　小久保吉恭

連載
整形外科医が知っておきたい他科の知識
　脊椎脊髄外科医が知っておきたい脳腫瘍　　菅原貴志
X線診断Q&A　　天正恵治

卒後研修講座
　慢性腰痛に関する疫学・臨床研究のエビデンス　　町野正明

専門医のための症例問題トレーニング　リウマチ性疾患，感染症　　小林直実
　骨盤・股関節疾患　　福島健介

最新原著レビュー　成人脊柱変形矯正手術における生活の質改善に関連する因子　　有馬秀幸
　糖尿病は頚椎症性脊髄症に対する後方除圧術後の神経学的機能改善および頚部痛の改善に悪影響を与えない　　海苔　聡
　若年スポーツ選手の腰痛—日本における横断研究　　矢部　裕
誌説
　医療人としての道を歩む医師へ「贈る言葉」　　紺野慎一

私論
　医療における確率について思うこと　　寺井秀富

整形トピックス

　ロボティクスとナビゲーション　　菅野伸彦

Vocabulary
　骨・軟部腫瘍のがんクリニカルシークエンス　　長谷川延彦

喫茶ロビー
　医師となって50年　　四宮謙一

学会を聞く
　第49回日本臨床バイオメカニクス学会　　星野祐一

書評
　『リウマチ病学テキスト（改訂第3版）』　　高木理彰

診療余卓
　別冊/別刷

Information
要旨募集　『別冊整形外科』No. 84「バイオ時代におけるリウマチ性疾患の診療」要旨募集
学会告知板
寄稿のさだめ
編集後記