書籍・雑誌概要

消化器外科手術ピットフォールとリカバリーショット 1937年創刊。外科領域の月刊誌では、いちばん長い歴史と伝統を誇る。毎号特集形式で、外科領域全般にかかわるup to dateなテーマを選び最先端の情報を充実した執筆陣により分かりやすい内容で提供。一般外科医にとって必要な知識をテーマした連載が3～4篇、また投稿論文も多数掲載し、充実した誌面を構成。

目次

特集■消化器外科手術ピットフォールとリカバリーショット
●編集にあたって 1326
Ⅰ．総　　論
　1．術中偶発症に対する危機管理の基本 宮内英聡 1327
　2．術中出血対応法の基本 播本憲史 1331
　3．重要脈管損傷回避の基本 松原健太郎 1335
　4．高度癒着例への対応法 大久保貴生 1339
　5．閉腹，閉胸困難時の対応法 佐野圭二 1344
　6．ステイプリングデバイスのピットフォールと対策 池田哲夫 1347
　7．ロボット手術のピットフォールと対策 石田善敬 1352

Ⅱ．各　　論
　1．食　道
a）食道切除術のピットフォールと対策 宗田　真 1356
b）食道再建に胃管が使えない場合の対処法
──回結腸再建術 上野正紀1361
c）胸腔鏡下食道切除術のピットフォールと対策竹村雅至 1367
　2．胃
a）胃手術中のピットフォールと対策 宮崎安弘 1372
b）腹腔鏡下胃切除におけるピットフォールと対策 木下敬弘 1377
c）腹腔鏡下胃全摘におけるピットフォールと対策 神谷　諭 1383
d）腹腔鏡下肥満外科手術のピットフォールと対策 太田正之 1390
　3．十二指腸・小腸
a）十二指腸部分切除のピットフォールと対策 阪本良弘 1395
b）イレウス手術のピットフォールと対策 前川隆文 1401
　4．大　腸
a）直腸癌手術のピットフォールと対策 所　忠男 1405
b）腹腔鏡下低位前方切除のピットフォールと対策 肥田侯矢 1411
　5．肝
a）肝切除術中出血が多いときどうするか？ 有泉俊一 1416
b）肝動脈損傷，胆汁漏，胆管損傷への対応 飯田洋也 1420
c）肝内小病変が術中同定できないときどうするか？ 青木　琢 1427
d）腹腔鏡下肝切除中のピットフォールと対策 武田大樹 1432
e）生体肝移植ドナー肝切除術中の
ピットフォールと対策 上本伸二1436
　6．脾
a）巨脾摘出の注意点吉田　寛1442
b）腹腔鏡下脾摘除術のピットフォールと対策赤星朋比古1447
　7．胆　道
a）注意すべき胆道anomalyと術中胆管損傷への対応打波　宇1456
b）胆嚢の炎症が高度な場合の対処法中島　洋1461
c）単孔式腹腔鏡下胆摘術のピットフォールと対策二川康郎1465
　8．膵
a）膵腫瘍核出術のピットフォールと対策木村　理1471
b）膵頭十二指腸切除術中のピットフォールとその対策出崎良輔1474
c）腹腔鏡下膵頭十二指腸切除のピットフォールと対策黒木　保1484
d）腹腔鏡下尾側膵切除のピットフォールと対策松下　晃1489
　9．ヘルニア・虫垂炎
a）腹腔鏡下ヘルニア手術のピットフォールと対策
──腹膜前到達法，経腹腔的到達法そして再発例に
対するhybrid修復術 江口　徹 1493
b）小児ヘルニア手術のピットフォールと対策 瀬尾尚吾 1500
c）再発鼠径部ヘルニア手術のピットフォールと対策
1)鼠径部切開法手術 柵瀨信太郎 1505
2)ideal-HYBRID法（腹腔鏡下誘導前方切開法）の
有用性 執行友成1516
d）成人急性虫垂炎手術のピットフォールと対策山田岳史 1520
e）小児急性虫垂炎手術のピットフォールと対策三宅　啓 1525
10．肛　門
a）痔核手術のピットフォールと対策 山名哲郎 1529
b）痔瘻手術のピットフォールと対策 野明俊裕 1535
c）裂肛手術のピットフォールと対策 堤　　修 1539

● 次号予告…… 1533　　　● 編集ペン…… 1544