書籍・雑誌概要

肝内胆管癌と細胆管細胞癌 1937年創刊。外科領域の月刊誌では、いちばん長い歴史と伝統を誇る。毎号特集形式で、外科領域全般にかかわるup to dateなテーマを選び最先端の情報を充実した執筆陣により分かりやすい内容で提供。一般外科医にとって必要な知識をテーマした連載が3～4篇、また投稿論文も多数掲載し、充実した誌面を構成。

目次

外科74-11
特集■肝内胆管癌と細胆管細胞癌
Ⅰ．総　　論
　1．肝内胆管癌の疫学と臨床像 岡野圭一 1141
　2．肝内胆管癌の病型分類と病期分類 有田淳一 1147
　3．細胆管細胞癌，幹細胞との関連 中野雅行 1152
Ⅱ．診　　断
　1．肝内胆管癌の臨床所見と画像診断 末岡英明 1157
　2．細胆管細胞癌の臨床所見と画像診断 小林　聡 1163
Ⅲ．治　　療
　1．肝内胆管癌に対する外科切除とリンパ節郭清 濱　直樹 1169
　2．肝門浸潤を伴う肝内胆管癌の外科治療 田中栄一 1174
　3．肝内胆管癌の集学的治療 小西　大 1179
　4．細胆管細胞癌の臨床病理と外科治療──腫瘤形成型肝内胆管癌との比較 有泉俊一 1183
Ⅳ．特殊型
　1．原発性硬化性胆管炎と胆道癌 平野賢二 1190
　2．胆管内乳頭粘液腫瘍（IPNB） 青木　琢 1196
●連載／外科学の古典を読む［第23回］
免疫抑制薬cyclosporin Aの原典 國土典宏 1201
Letters to the Editor 1206
（ご意見・ご感想　募集 1207）
●臨床と研究
開腹歴のないイレウス手術の検討 多賀　誠 1209
経口補水療法を用いた大腸癌手術クリニカルパスの導入 保田尚邦 1213
●症　　例
女性化乳房に発症した男性乳輪下膿瘍の1例 館花明彦 1219
カプセル内視鏡とダブルバルーン小腸内視鏡を用いて術前診断し腹腔鏡補助下に切除した小腸癌の2例 西江　学 1222
小腸軸捻転を疑うCT像を呈した食餌性イレウスの1例 山上裕子 1226
大腸癌イレウス手術中に偶然発見された径5cm強の小腸リンパ管腫の1例 城間　翔 1230
高度肥満患者の急性虫垂炎に対し腹腔鏡下虫垂切除術が有用であった1例 角谷慎一 1234
急性劇症型盲腸軸捻転の2例 柳川泉一郎 1238
S状結腸間膜内ヘルニアの1例 辻　義彦 1242
嵌頓と自然還納を繰り返した閉鎖孔ヘルニアをKugel法で修復した1例 秦　史壯 1246
胆嚢平滑筋腫の1例 中川国利 1249
◎書　評
「モニター画像」と「手の感覚」から判断する大腸内視鏡挿入攻略法（改訂第2版） 橋口陽二郎 1208
◎随　録
真菌症フォーラム第14回学術集会 1156
第4回日本レックリングハウゼン病学会
学術大会 1182
第22回日本癌病態治療研究会 1189
次号予告 1237
寄稿のさだめ 1253
編集ペン 1254