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やさしくわかる放射線治療学
筆頭著者 公益社団法人日本放射線腫瘍学会 (監修)
その他の著者等 公益社団法人日本放射線腫瘍学会(JASTRO)教育委員会・内田伸恵・生島仁史・辻野佳世子・小山周樹・髙仲強・髙橋健夫・長谷川正俊・角美奈子・萬篤憲・石倉聡・林真也・直居豊・有賀久哲・石原俊一・熊野智康・中村聡明・野田真永・田巻倫明・松尾幸憲・三浦雅彦・小澤修一・茂松直之・中村直樹・金本彩恵・阿部英輔・石川一樹・利安隆史・浅利崇生・高橋渉・川村麻里子・梅澤玲・中嶋綾・安藤謙・白井克幸・相部則博・芳賀昭弘・黒河千恵・中村光宏・平田秀成・佐藤浩央・平山亮一・吉田由香里・松本孔貴・岩田宏満
Gakken
電子版ISBN 978-4-05-917223-9
電子版発売日 2018年10月29日
ページ数 218
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7809-0975-3
印刷版発行年月 2018年10月
書籍・雑誌概要
最新の医学教育モデル・コア・カリキュラムに即して,放射線治療に必要な基礎知識から具体的な治療法までを,平易にイラストや図表を豊富に使って解説。
医学生,研修医,診療放射線技師,看護師などのメディカルスタッフのための決定版テキスト。
目次
第1章 放射線治療とは
1 がん治療における放射線治療
①放射線治療の特徴
第2章 放射線治療の実際
1 緩和/緊急照射
①転移性骨腫瘍
②転移性脳腫瘍
③脊髄圧迫症候群
④上大静脈症候群
2 中枢神経系
①神経膠腫
②髄芽腫
③脳胚腫
④脳原発性悪性リンパ腫
⑤聴神経腫瘍
3 頭頸部
①喉頭がん
②舌がん・口腔内がん
③上咽頭がん
④中咽頭がん
⑤下咽頭がん
⑥甲状腺がん
⑦鼻副鼻腔がん
4 肺・縦隔
①非小細胞肺がん
小細胞肺がん
③肺がんに対する緩和照射
④肺がんへの放射線治療に伴う有害事象
5 乳腺
①乳がん
6 消化器
①食道がん
②直腸がん
③肛門がん
④膵臓がん
⑤肝臓がん
7 泌尿器
①膀胱がん・尿路系腫瘍
②精巣腫瘍
③前立腺がん
8 婦人科
①子宮頸がん
②子宮体がん
③腟がん・外陰がん
9 悪性リンパ腫・造血器
①ホジキンリンパ腫
②非ホジキンリンパ腫
③骨髄腫
10 皮膚
①皮膚がん
11 小児
①総論
②神経芽腫
③腎芽腫(Wilms腫瘍)
④横紋筋肉腫
⑤骨のEwing肉腫ファミリー腫瘍
重点項目
第3章 放射線治療の考え方
1 がん治療における放射線治療
①放射線治療の目的・種類
②放射線治療可能比
③放射線治療の施行手順
2 放射線治療での有害事象
①正常組織への影響,放射線感受性
②耐容線量と有害事象
3 放射線の影響
①放射線の人体への影響(確定的影響,確率的影響)
②放射線による発がん
4 放射線治療における放射線防護と安全管理
①放射線防護の基本
②放射線管理区域とは
③外部被曝,内部被曝からの防護
④放射線業務従事者の管理
重点項目
第4章 放射線治療のための物理学
1 放射線とは
①放射線の種類
②放射線線量と単位
③放射性同位元素とは
④放射線量の計測
⑤線量分布とは
2 放射線治療計画
①外部放射線治療の照射までの流れ ②放射線治療での標的(体積)について
③放射線治療計画の立て方
④密封小線源治療の照射までの流れ
3 放射線の照射法
①放射線発生装置(リニアック)と外部放射線治療法(3次元原体照射,全身照射)
②高精度放射線治療とは(STI ,IMRT,IGRT)
③粒子線治療(陽子線,炭素線〔重粒子〕)
④密封小線源治療法(腔内照射,組織内照射,モールド照射)
⑤(RI)内用療法(非密封小線源治療法)
4 QA・QC
①QA・QCとは
重点項目
第5章 放射線治療のための生物学
1 放射線治療の生物学的原理
①放射線によるDNA損傷と修復
②放射線による細胞死と細胞生存率曲線
2 放射線効果の修飾
①細胞周期
②酸素効果
③4R(回復・再分布・再増殖・再酸素化)
④線量率効果
⑤線エネルギー付与
⑥化学療法の併用,放射線増感剤,温熱効果
3 放射線治療での時間的線量配分
①分割照射の基礎
②さまざまな分割照射法について(通常分割,多分割,寡分割)
重点項目