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日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック 第3版
筆頭著者 日本プライマリ・ケア連合学会 (編)
南山堂
電子版ISBN 978-4-525-98426-7
電子版発売日 2022年3月21日
ページ数 552
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-525-20213-2
印刷版発行年月 2021年12月
書籍・雑誌概要
<新・家庭医療専門医を目指す医師必携の学会公認テキスト!>
2020年度より新しくなった新・家庭医療専門医制度.専門医として求められる資質能力(コンピテンシー)をもとに,研修の基本から家庭医療固有のテーマやアプローチ法まで,専攻医として必要なものを網羅しています.また,各項目には指導医へのメッセージ,巻末にはポートフォリオの領域ごと推奨文献リストなどもあり,学習者だけではなく指導者にも有用なものとなっております.
目次
研修を始めるにあたり
プライマリ・ケアを専門とする医師を目指す
Ⅰ.目指すべき家庭医像
1 わが国および世界のプライマリ・ケア,家庭医療,総合診療の歴史と現状
2 かかりつけ医,総合診療専門医,そして新・家庭医療専門医
3 家庭医療・総合診療のコンピテンシーとプログラムの概要
4 専門医取得後のキャリアパス/生涯学習およびフェローシップ
Ⅱ.基本研修リスト
A.家庭医療専門研修領域
1 未分化で多様かつ複雑な健康問題への対応
2 ヘルスプロモーションと疾病予防
3 行動科学・行動変容・行動経済学など各種理論に基づいたアプローチ
4 医療面接,医療コミュニケーション
5 診察法
6 慢性疾患のケア,Chronic Care Model
7 マルチモビディティへのアプローチ
8 継続的な医療,ケア
9 生物心理社会モデルと患者中心の医療
10 関係性と文脈に基づく医療
11 家族志向の医療/ライフサイクルに応じたケア
12 プライマリ・ヘルスケア,地域包括ケアと地域志向性プライマリ・ケア
13 地域診断と地域との協働
14 障害者支援・リハビリテーション
15 プライマリ・ケアにおける教育・指導理論
16 EBM,診療ガイドライン
17 組織運営マネジメント
18 ケア・コーディネーションと地域連携/ケア移行
19 診療におけるリーダーシップ
20 多職種連携と専門職連携実践(IPW)
21 医療・保健・介護・福祉専門職の一覧と特徴
22 システムに基づく診療,患者安全と質管理
23 メンタルヘルス
24 社会的決定要因とアドボカシー・医療アクセス
25 周縁化された人々へのアプローチ
26 ファミリー・バイオレンス
27 ワーク・ライフ・バランスと医療者自身のケア
28 医療倫理・困難事例への対応法
29 プロフェッショナリズム
30 セクシュアルヘルス
31 SOGI/LGBTへの対応
32 緩和ケアおよび人生の最終段階におけるケア
B.基本研修領域
1 病院総合医・病院家庭医
2 診療所における救急医療
3 小児の診療
4 思春期のケア
5 高齢者のケア
6 在宅医療
7 施設入居者・長期療養施設入所者へのケア
8 テレメディシンと遠隔診療
9 筋骨格系診療とスポーツ医学
10 プライマリ・ケアにおける遺伝学・genetics
11 ポリファーマシーへの対策
12 診断推論・診断エラー
13 研究に関する能力開発
14 国際貢献,国際交流/Global health
15 漢方(鍼灸)
16 統合ヘルスケア総論
17 へき地・離島医療
18 災害医療
19 学校保健
20 産業医,産業保健
21 プライマリ・ケアにおける診療情報データベース (疾病分類,健康問題,ICPC)
Ⅲ.家庭医療・総合診療の研修および評価
1 家庭医療・総合診療の教育・学習と学習理論
2 カリキュラム開発における学習と評価について
3 Off-the-job trainingの概要
4 研修手帳の使い方
5 ビデオレビューのプロセスとポイント
6 業務基盤型評価のプロセスとポイント
7 家庭医療専門医試験のデザインとポイント
8 ポートフォリオを用いた研修および作成のプロセスとポイント
9 ポートフォリオ指導と臨床実践・振り返り・勉強会
10 ファカルティ・ディベロップメント
Ⅳ.学びを深めるためのツール
ポートフォリオ・コンピテンシー対応表
ポートフォリオの領域ごと推奨文献リスト
索 引