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≪シリーズ ケアをひらく≫

齋藤 美衣 (著者)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-66281-9

電子版発売日 2025年11月24日

ページ数 200

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-06281-7

印刷版発行年月 2025年11月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260662819

書籍・雑誌概要

深い心の傷(トラウマ)からの回復の軌跡を、予想を超えた展開で描く意欲作

深い心の傷(トラウマ)から、人は回復できるのか? それはどうやって? 実感を伴わない身体、理由のわからない不調、襲ってくる死にたい気持ち。苦しみをどうにかしたくてカウンセリングルームの扉を叩いた著者が、4年近い苦闘の末に見たものとは──。支援者とのぎりぎりのやりとりが、予想外の扉を開いていく様を描く意欲作。デビュー作『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』では語られなかった、もう1つの物語。

目次

読者の皆さんへ

第一章 再燃
 1 カウンセリングの扉を叩いて
 2 精神分析
 3 本を読む
 4 経験と共感
 5 セックスではなく性交を

第二章 わたしは何を失くしたのだろう
 1 憎い。わめきたい。わめきたくない
 2 「怒り」が怖い。失くしたものを見つけるのが怖い

第三章 性交を探す旅
 1 わたしと性交したいと思ったことがありますか?
 2 患者か個人か
 3 トルコ桔梗
 4 傷ついたら言うという約束

第四章 揺らぎ
 1 性交のイメージができない
 2 自殺企図、措置入院
 3 信頼

第五章 浮上
 1 触れたい
 2 傷つきを経て

第六章 悼む勇気
 1 わたしの赤ん坊を返して
 2 ケイトウの花
 3 虚無
 4 孤島

第七章 やっと言えた
 1 愛されたい
 2 ただそれがあったと感じること
 3 自分を大切にする
 4 変化
 5 らせん階段

少し長いあとがき