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科研費 採択される3要素 第2版

アイデア・業績・見栄え

科研費 採択される3要素 第2版
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筆頭著者 郡 健二郎 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-63220-1

電子版発売日 2017年7月17日

ページ数 196

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-03220-9

印刷版発行年月 2017年6月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260632201

書籍・雑誌概要

驚異の採択件数を誇る教室のトップである著者が贈る、渾身の書の改訂第2版。初版で好評を博した本書の構成は基本的に踏襲しつつ、平成30年度助成(平成29年9月より申請)分より大幅に変更となる科研費の新制度にしっかり対応した内容となっている。特に第2章「科研費の制度を知る」は最新の応募様式に沿った内容に大幅刷新。審査委員の心をグッとつかむコツが随所に散りばめられた待望の第2版、ここに堂々の刊行。

目次


推薦のことば
発刊に寄せて
初版 序
本書の特色と使い方
科研費を申請する前のチェックリスト

第1章 研究の楽しさ,美しさ
   1 科研費が採択される3つの要素「アイデア・業績・見栄え」
   2 「研究の楽しさ,美しさ」を知っていただきたい
   3 なぜわが国の研究は停滞しているのか?
   4 すぐれた研究をするための12の条件
   5 なぜ申請書を書くのか?

第2章 科研費の制度を知る
   1 科研費の制度が,平成30年度(平成29年9月申請時)から大幅に改定
   2 申請時の「審査区分」と「審査方式」の抜本的な改革
   3 「若手研究」と「挑戦的萌芽研究」の大幅な見直し
   4 採択率と充足率のバランス
   5 新制度への改定について思うこと

第3章 申請書の書き方
 A 研究課題
  I 基本編
   1 「研究課題」の申請書における位置づけ
   2 「研究課題」を書くコツと落とし穴
  II 実践編
 B 研究目的(1)(概要)
  I 基本編
   1 研究目的(概要)は,論文のabstractと同じである
   2 概要の書き方の基本型は,「起承転結」である
   3 「起承転結」で何を,どのように書くか
   4 「起承転結」の分量とそれぞれの配分
   5 「概要」の書き方に慣れるまでのコツ
   6 その他の留意点
  II 実践編
   1 実例から学ぶ;その前に7つの留意点
 C 研究目的(2)(学術的背景,研究動向,着想までの経緯など)
  I 基本編
   1 「研究目的で審査評価は決まる」との思いで書く
   2 「研究目的」を書くコツと落とし穴
  II 実践編
   1 「学術的背景([1]本研究に関連する国内外の動向および位置づけ)」の
       書き方
   2 「学術的背景([2]これまでの研究成果を踏まえた着想)」の書き方
   3 「研究期間内に何をどこまで明らかにするのか」の書き方
   4 「(1)本研究の学術的な特色・独創的な点,(2)予想される結果,
       (3)意義,将来性」の書き方
   5 「研究目的」に書く4つの項目の配分比率
   6 「研究目的」における文献の書き方
   7 「見栄え」をよくするために
 D 研究計画・方法
  I 基本編
   1 「研究計画・方法」の申請書における位置づけ
  II 実践編
   1 「研究計画」を書くコツと落とし穴
 E 準備状況および研究成果を社会・国民に発信する方法
  I 基本編
   1 書く前の注意点
   2 本研究を実施するために使用する研究施設・設備・研究資料など,
       現在の研究環境の状況
   3 研究分担者(若手研究では研究協力者)がいる場合には,その者との
       連絡調整状況など,研究着手に向けての状況(連携研究者および
       研究協力者がいる場合も必要に応じて記述)
   4 本研究の研究成果を社会・国民に発信する方法など
  II 実践編
   1 書き方の実例
 F 研究業績
  I 基本編
   1 「研究業績」は科研費が採択される第一歩である
   2 書き方のポイント
   3 重要な変更点
   4 あなたの研究業績が少ないときにどうするか?
  II 実践編
   1 書き方の実例
 G これまでに受けた研究費とその成果等
  I 基本編
   1 書き方のポイント
  II 実践編
   1 書き方の実例
 H 人権の保護および法令等の遵守への対応
  I 基本編
   1 研究をする前に研究倫理を見直す
  II 実践編
   1 書く対象と書き方の実例
 I 研究経費の妥当性・必要性
  I 基本編
  II 実践編
 J 研究経費(設備備品費,消耗品費,旅費等)
  I 基本編
  II 実践編
   1 設備備品費の書き方とその実例
   2 消耗品費の書き方とその実例
   3 旅費,人件費・謝金,その他の書き方とその実例
 K 研究費の応募・受け入れ等の状況・エフォート

第4章 見栄えをよくするポイント
  I 基本編
   1 「見栄え」は「採択される3要素」の1つである
   2 なぜ,業績があり,先端研究なのに採択されないのか?
  II 実践編
   1 余裕のスペースを作る
   2 すっきりした申請書にする
   3 図表を用いる
   4 わかりやすい文章のコツ:「流れのある文章」を書く
   5 申請書全体のレイアウトを見直す

付録
 (1)申請書を引き立てる表現
 (2)文の接続に有用な表現
 (3)科研費の第1段審査(書面審査)における評定基準
 (4)予算額等の推移
 (5)問い合わせ先等
 (6)新たな応募書類(研究計画調書)

索引

キラリと輝く申請書
 1.先生,どうして科研費の採択が多いのですか?
 2.私のよき共同研究者
 3.「私の恩人;2人のK先生」「人に支えられ,人を育て,人に尽くす」
 4.研究するのに必要な費用は?
 5.「研究サイクル」;正か負か,それが問題だ
 6.研究種目「若手研究」に思うこと
 7.どの研究種目,どの区分に申請するのが有利か
 8.応募書類を修正しながら思うこと-科研費事務担当者より(1)
 9.1つ上の科研費にアタックしよう
 10.とにかくお願い-科研費事務担当者より(2)
 11.「起承転結」こそ科研費の採択を左右する
 12.0.9×0.9×0.9×0.9の原則
 13.パラグラフ・ライティングの書き方とは?
 14.独創性ある研究
 15.自己アピールはどの程度するか
 16.熱意こそ採択への道
 17.研究費に思うこと(その1);研究費にも「格差社会」がある
 18.申請書を書き終わったところで,もう一度(その1)
 19.申請書を書き終わったところで,もう一度(その2)
 20.研究費に思うこと(その2);研究費に格差をきたしている他の原因とは
 21.研究費に思うこと(その3);科研費の必要性を,研究成果で示そう

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