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小児骨折における自家矯正の実際
骨折部位と程度からわかる治療選択
筆頭著者 亀ヶ谷 真琴 (著)
その他の著者等 森田 光明/都丸 洋平
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-63128-0
電子版発売日 2017年12月11日
ページ数 212
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-03128-8
印刷版発行年月 2017年5月
書籍・雑誌概要
小児骨折の治療にあたっては、成人との最大の違いである“成長軟骨板”の特性や特徴をよく理解したうえで、“自家矯正”が生じうることを常に頭に置いて保存治療あるいは手術治療の選択を行う必要がある。本書は、こどもの骨折に特有の自家矯正力にスポットを当て、自家矯正の傾向や程度が実感できる138ものバリエーション豊かな症例をもとに、部位ごとに、骨折後の変形がどの程度矯正されうるか明確に示している。
目次
第1章 小児骨折の特性
1 小児骨折の疫学
2 小児の骨の特徴
3 小児特有の骨折型
4 成長軟骨板の構造とそれにかかわる損傷
5 自家矯正のメカニズム
6 成長軟骨板損傷における注意点
7 絶対的手術適応となる小児骨折
8 相対的手術適応となる小児骨折
第2章 小児骨折における自家矯正例集
1 上肢
a 鎖骨骨折
b 上腕骨骨折
1.上腕骨近位骨折
2.上腕骨骨幹部骨折
3.上腕骨顆上骨折
4.上腕骨外側顆骨折
5.上腕骨内側(上)顆骨折
c 前腕骨骨折
1.尺骨・橈骨近位骨折
・尺骨肘頭骨折
・尺骨鉤状突起骨折
・橈骨頚部骨折
2.前腕骨骨幹部骨折
3.前腕骨遠位端骨折
4.橈骨遠位成長軟骨板損傷
d 手指骨骨折
1.中手骨骨折
2.手指節骨骨折(成長軟骨板損傷を含む)
2 下肢
a 骨盤骨折
1.恥骨・坐骨骨折
2.上前腸骨棘剥離骨折
3.下前腸骨棘剥離骨折
4.坐骨剥離骨折
b 大腿骨骨折
1.大腿骨骨幹部骨折
2.大腿骨顆上骨折
c 下腿骨骨折
1.脛骨顆間隆起骨折
2.下腿骨骨幹部骨折
3.下腿遠位成長軟骨板損傷
d 足部骨折
1.踵骨骨折
2.中足骨骨折
3.足趾節骨骨折
第3章 小児骨折の自家矯正と保存治療に関する最近の文献(2000年以降)
鎖骨骨折
上腕骨近位骨折
上腕骨顆上骨折
上腕骨内側上顆骨折
前腕骨骨折
前腕骨遠位端骨折
手指節骨骨折
大腿骨骨幹部骨折
大腿骨遠位成長軟骨板損傷
脛骨顆間隆起骨折
脛骨遠位成長軟骨板損傷
索引