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病院 Vol.80 No.1

特集 地域医療構想を踏まえた 病院機能の選択

病院 Vol.80 No.1
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医学書院

電子版ISSN 1882-1383

電子版発売日 2021年1月11日

ページ数 96

判型 A4変

印刷版ISSN 0385-2377

印刷版発行年月 2020年12月

書籍・雑誌概要

特集 地域医療構想を踏まえた 病院機能の選択 人口構造の急激な変化により各地域の傷病構造が大きく変化している.地域医療構想に先立って出された推計で示された変化が現実のものとなりつつあり,診療報酬の改定もその変化への対応を迫る形になっている.また,入院患者のニーズは複合化している.すでに要介護状態にある高齢者が発症する肺炎や心不全の急性増悪への対応が増え,急性期病院への入院に占める割合が高くなってきている.このような患者は治療後状態が落ち着くと,直接介護の現場や在宅に戻っていく.そして,その受け入れ態勢の可否が平均在院日数に影響する.つまり,急性期医療から慢性期医療のニーズ,そして医療と介護ニーズの複合化が高齢化とともに進んでいる.本企画では,こうした変化に各病院がどのように向き合って病床機能を整備していくのか,あるいは整備しようとしているのかについて,広く関係者の考えを伺った.企画:松田 晋哉(産業医科大学公衆衛生学教室教授)

目次

■総論
地域医療構想の現状と課題
鈴木 健彦

データから考える地域医療構想の現状と課題
今村 知明

■自院の位置づけをどう考えて機能選択してきたか
急性期を中心とした病院における機能選択の考え方
牧野 憲一

回復期を中心とした病院における機能選択の考え方
戸田 爲久

地域密着多機能病院を目指した機能選択の考え方
井川 誠一郎

■病院ごとの立ち位置に応じた機能選択
過疎地域の病院における機能選択の現状と課題
住友 正幸

民間病院からみた病院における機能選択の現状と課題
江頭 啓介

With コロナ時代の地域医療構想を考える
望月 泉

■病院の機能選択をどうみるか
地域医療構想アドバイザーからみた病院における機能選択の現状と課題
伊藤 健一