画像診断 35巻12号 (2015年9月)

特集 放射線科専門医必見!乳腺画像診断の道しるべ

序説
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わが国で乳がん検診にマンモグラフィが導入されてから15年が経過した.マンモグラフィ検診は精中機構(日本乳がん検診精度管理中央機構)による精度管理・教育のしくみが確立され,検診受診率向上を図る活動も活発に行われるなど,大きな成果を上げてきたが,マンモグラフィに否定的な海外の報告や,高濃度乳腺の問題,そして遺伝性乳がんなどのハイリスク女性に対する対策の問題など,乳がん検診を取り巻く環境には著しい変化が起きている.(冒頭より)

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カテゴリー診断という概念を抜きに乳腺の画像診断を考えることはできない.わが国でもマンモグラフィや乳腺超音波検査においてはカテゴリー診断を基にした検診,診断がなされてきた.本稿では,今般改訂されたBI-RADSの解説を通じて,乳腺画像診断におけるカテゴリー診断についての理解を深めたい.(冒頭より)

臨床からみた遺伝性乳癌 四元 淳子
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次世代シーケンサによる遺伝子解析技術の革新によって,BRCA以外の乳癌リスクを高める複数の遺伝子の存在が明らかとなった.現在のところ,遺伝的要因が強く関与するハイリスク女性は,乳癌罹患者全体の20%以上にもなると予測されている.ハイリスク女性に対する適切なサーベイランスの在り方について,今注目が集まっている.(冒頭より)

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マンモグラフィによる乳癌検診の利益は死亡率減少効果であるが,偽陽性や過剰診断などの不利益が共存することも報告されている.利益と不利益のバランスをもって,マンモグラフィ検診の有効性を評価するというのが最近の動向である.特に40歳台のマンモグラフィ検診の有効性は国際的に論議されており,その原因のひとつとして,高濃度乳房が多いことが挙げられている.また乳腺濃度は,マンモグラフィの癌検出感度に影響を及ぼすと同時に,乳癌発症のリスクとも関連している.(冒頭より)

マンモグラフィ診断の実際 町田 洋一
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マンモグラフィを読み始めるにあたり必須の事項として,乳腺濃度の評価がある.また,正常または良性の症例と,精密検査を必要とする症例の振り分けを行うことが,放射線科専門医にとっての必須事項と考える.本稿では基本的にわが国におけるマンモグラフィガイドラインに準拠し,適宜BI-RADS記載の有用と思われる事項を紹介する.(冒頭より)

乳腺超音波検査のup-to-date
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乳癌検診におけるマンモグラフィのsupplemental modalityとして乳房超音波検査の有用性がこれまでに報告されている.高濃度乳房におけるマンモグラフィの感度低下を補完する方法としての超音波検査の有用性にかかわる報告が多くを占めるが,わが国における無作為化比較試験としてJ-STARTは高濃度乳房に限らない被験者を対象とした研究であり,その結果が明らかになりつつある.また,自動超音波検査,エラストグラフィは近年,多くの報告がなされている乳房超音波検査の診断ツールであり,その概要を紹介する.

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ACR BI-RADSに基づく超音波診断ではシンプルな用語のみを使用し,カテゴリー判定はマネージメントと密接にかかわる.評価の中心は腫瘤の診断であり,カテゴリー2(良性)あるいはカテゴリー3(良性の可能性が高い)と判定できる病変は限られる.症例ベースの解説を行うとともに,超音波ガイド下生検の実際について紹介する.(冒頭より)

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現在の乳腺診療において,乳房MRIはマンモグラフィ,超音波検査と並んで欠かせないモダリティのひとつとしてほぼ定着している.実臨床で乳房MRIを有効に活用するには,乳腺病変評価のため必要十分な画質のMRI 検査を施行すること,またそれぞれの検査目的に対するMRI の優れた点と限界を十分に理解しておく必要がある.(冒頭より)

乳房MRI診断の実際 印牧 義英
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American College of Radiology(ACR)よりBreast Imaging Reporting andData System(BI-RADS)2013が2014年に発行された.本稿ではfocusおよびmasses,non-mass enhancement に関する用語を解説する.(冒頭より)

MRI ガイド下乳房生検
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乳房MRIの普及により,乳房MRIでのみ検出できる病変(MR検出病変)と遭遇する機会が多くなっている.MR検出病変に対して適切な評価を行うためにはMRIガイド下生検の施行が必要となるが,わが国では十分な対応ができていないのが現状である.筆者はこれまでに2施設においてMRIガイド下生検を導入しており,その経験および成績について述べる.

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腎腫瘍として臨床上問題になる疾患には,腎細胞癌を含む実質性上皮性腫瘍の他,腎浸潤性腎盂癌,小児腫瘍,非上皮性腫瘍,混合性腫瘍などが含まれ,多種多様である.放射線画像診断にあたっては,これらの疾患の病理学的知識が求められる.(冒頭より)

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GAZO_cover_201510.jpg
画像診断
35巻12号 (2015年9月)
電子版ISSN:2432-1281 印刷版ISSN:0285-0524 学研メディカル秀潤社

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