特集 放射線科専門医必見!乳腺画像診断の道しるべ
マンモグラフィの診断的位置づけ 最近の乳腺濃度のとらえ方
佐竹 弘子
1
1名古屋大学 医学部放射線医学講座
キーワード:
危険因子
,
偽陽性反応
,
コンピュータ画像解析
,
集団検診
,
乳房腫瘍
,
マンモグラフィー
,
年齢因子
,
発癌
,
無症候性疾患
Keyword:
Age Factors
,
Breast Neoplasms
,
False Positive Reactions
,
Image Interpretation, Computer-Assisted
,
Mammography
,
Mass Screening
,
Risk Factors
,
Asymptomatic Diseases
,
Carcinogenesis
pp.1365-1372
発行日 2015年9月25日
Published Date 2015/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015380819
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マンモグラフィによる乳癌検診の利益は死亡率減少効果であるが,偽陽性や過剰診断などの不利益が共存することも報告されている.利益と不利益のバランスをもって,マンモグラフィ検診の有効性を評価するというのが最近の動向である.特に40歳台のマンモグラフィ検診の有効性は国際的に論議されており,その原因のひとつとして,高濃度乳房が多いことが挙げられている.また乳腺濃度は,マンモグラフィの癌検出感度に影響を及ぼすと同時に,乳癌発症のリスクとも関連している.(冒頭より)
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