画像診断 35巻13号 (2015年11月)

特集 主要肺疾患の重要な非典型画像所見

序説 栗原 泰之
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肺臓は,気道が外界と直接交通し,内部では右心系を介して全身からのすべての静脈血液を受け止め,さらに気管支動脈から動脈血を,胸管からリンパ液も受け入れ,様々な疾患の窓口を有している臓器である.また臓器内には大量のマクロファージを肺胞腔に有し,宿主の免疫能を反映しやすいという独特な環境もある.このため,肺疾患の原因も多様性に富み,感染や腫瘍から,血管炎やアレルギー免疫疾患,そして奇形や“特発性”と名のつく原因不明の病態など,肺疾患名には枚挙にいとまがない.よって鑑別疾患が膨大となり,多くの初学者の障壁となっているのは事実であろう.(冒頭より)

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肺結核の画像は,病理所見の多様性,複雑な免疫プロセスを経て成立するのを反映して,きわめて多彩で幅広い画像スペクトラムを有する.特に免疫低下している症例では,画像所見が非典型的となる傾向がある.本稿では,肺結核の典型的および重要な非典型的な画像所見について概説する.(冒頭より)

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サルコイドーシスの画像所見は,両側肺門や縦隔のリンパ節腫大と上中肺野優位の広義間質に一致する粒状影が典型的である.しかし,肺野病変の画像所見は非常に多彩で,しばしば種々の疾患との鑑別が問題となるが,HRCTで肺野の広義間質の変化を読み取ることが正しい診断への第一歩である.(冒頭より)

肺癌 松迫 正樹 , 栗原 泰之
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非典型的な所見を呈する肺癌の場合,画像所見だけでその他の疾患や病態と鑑別することは時に困難である.しかし,肺癌という悪性疾患を見落とさないためにも,いくつかの非典型的所見を頭に置いて,常に肺癌の可能性はないかと疑う姿勢が重要である.このために覚えておきたい肺癌の非典型的所見について解説する.(冒頭より)

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好酸球性肺炎 荒川 浩明
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好酸球性肺炎は血中または肺に好酸球が増加し,肺に異常影を呈する疾患の総称である.単純性肺好酸球増多症(Loeffler 症候群),急性および慢性好酸球性肺炎,アレルギー性気管支肺アスペルギルス症,好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の5つの疾患を取り上げ,これらの画像の典型像および,非典型像を含めて提示する.(冒頭より)

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肺水腫は日常臨床で遭遇する頻度の高い病態であり,びまん性浸潤影を来す他疾患[肺炎,肺出血,急性呼吸窮迫症候群(ARDS)など]との鑑別が問題となる.機序により,静水圧性・透過性亢進型・混合型,あるいは心原性・非心原性に分類され,それぞれの典型像,非典型像を習熟すべきである.(冒頭より)

過敏性肺炎 上甲 剛
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過敏性肺炎は急性,亜急性,慢性とも典型的な画像所見は存在するが,非典型例を含めた包括的な検討はまだない.亜急性では小葉中心性の淡い陰影がみられないもの,慢性ではPPFE類似所見や胸膜直下の粗大な嚢胞は非典型所見といえるかもしれないが,今後,過敏性肺炎の画像の全容が明らかになれば,これらも典型像に加わるかもしれない.(冒頭より)

すとらびすむす

あわ…泡 藤本 公則

Picked-up Knowledge from Foreign Journals

骨軟部腫瘍 青木 隆敏

CASE OF THE MONTH

Case of November 二橋 尚志 , 馬越 弘泰
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おさえておきたい!PET/CT診断のポイント

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外傷診療においてinterventional radiology(IVR)の果たす役割は大きく,出血コントロールに対する治療戦略のひとつである.迅速に診断から治療まで行うことが患者予後に影響を及ぼす.本稿では,IVR 医が知っておかなければならない最低限の外傷初期治療の一般的事項,各臓器損傷に対するIVR の適応,手技について解説する.(冒頭より)

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基本情報

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画像診断
35巻13号 (2015年11月)
電子版ISSN:2432-1281 印刷版ISSN:0285-0524 学研メディカル秀潤社

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