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特集 産婦人科の大ピンチずかん
【Ⅰ.周産期領域での大ピンチ】
2.帝王切開術の大ピンチ
豊島 のどか
1
,
五十嵐 敏雄
2
1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科
2帝京大学ちば総合医療センター産婦人科
キーワード:
帝王切開術
,
児頭誘導
Keyword:
帝王切開術
,
児頭誘導
pp.363-368
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001564
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ポイント
・帝王切開時の児頭娩出においても,経腟分娩と同様に児頭が最小前後径で子宮筋層切開創を通過できるよう,矢状縫合が横向きかつ小泉門が先進するように用手的に誘導する必要がある.
・胎盤が子宮前壁低めにあり児頭が奥にある場合や,児頭に対して筋層切開創が小さく娩出に難渋する場合には吸引カップや帝王切開分娩匙を用いることも有用である.
・分娩が進行し児頭が下降している場合には筋層切開の高さに留意し,必要に応じて経腟的な児頭の押し上げを行うなどして児頭を誘導することが必要である.
・術中に児が横位・斜位になった場合には,子宮内で児を頭位にするが,難しければ踵を目印に足を引っ張って骨盤位にして娩出することが有用である.

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