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特集 おなかの悩み解決します! 便秘と下痢のマネージメント
慢性下痢の診断と治療
慢性下痢症:診断までの手順はどうする?
松本 吏弘
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター消化器内科
キーワード:
慢性下痢症
,
問診
,
身体診察
,
鑑別疾患
Keyword:
慢性下痢症
,
問診
,
身体診察
,
鑑別疾患
pp.1209-1212
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001997
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Headline
・慢性下痢症は,4週間以上にわたり持続あるいは反復する下痢を呈する病態であり,わが国における有病率は約3~5%とされる.
・診断精度の向上には,便性状(血便・粘液便・脂肪便など),体重減少の有無,薬剤歴や併存疾患といった情報をていねいに聴取し,身体診察とあわせて系統的に評価することが不可欠である.
・急性下痢症の多くがウイルス性腸炎など感染症に起因するのに対し,慢性下痢症では感染症の関与は少なく,過敏性腸症候群(IBS)や炎症性腸疾患(IBD)を含む多岐にわたる原因疾患を鑑別にあげる必要がある.
・特に血便や持続性の腹痛を伴う症例では,大腸癌やIBDといった器質的疾患を確実に除外することが重要であり,その際には大腸内視鏡検査を積極的に行うことが推奨される.

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