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連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座・Vol.14
知って得する脂質代謝関連検査
Key tests for lipid metabolism:What clinicians should know
蔵野 信
1
MAKOTO KURANO
1
1東京大学大学院医学系研究科臨床病態検査医学分野
キーワード:
脂質異常症
,
リポ蛋白(a)〔Lp(a)〕
,
CRP
Keyword:
脂質異常症
,
リポ蛋白(a)〔Lp(a)〕
,
CRP
pp.1185-1190
発行日 2026年9月26日
Published Date 2026/9/26
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298131185
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- 参考文献 Reference
Summary
脂質異常症検査は,LDL-C,HDL-C,TGが測定されることが多い.LDL-Cを測定する代わりにTCを測定して,Friedewaldの式にてLDL-Cを算出することもある.以前は,直接的にLDL-Cを求めるいわゆる直接法に対して,その性能に疑義を持たれたことがあったが,現在では,その懸念はほぼ払拭されている.現在の脂質異常症検査のトピックスとしては,Lp(a)やCRPをはじめとする,残存リスク(residual risk)を標的とした動脈硬化性疾患のリスク管理に資する臨床検査の普及である.その背景には,これらのリスク管理に貢献できる薬剤が出現しつつあるという事実がある.
しかしながら,脂質異常症という比較的狭い領域を対象とした疾患であっても,患者を全人的に診察するというのが医療の基本であることには変わらない.本稿では,臨床検査という分野横断的な観点から,脂質異常症の診断と治療について概説する.現在の日本の一般診療の状況において,実地医療の最前線でご活躍されている先生方に少しでも役に立つ内容を心がけた.

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