Japanese
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特集 不整脈
各論 遺伝性不整脈
早期再分極症候群,J波症候群
福永 英生
1
Hideo Fukunaga
1
1順天堂大学医学部小児科
pp.1233-1236
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003154
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はじめに
早期再分極(early repolarization:ER)は健常小児や若年者にしばしば認められる心電図所見であり,従来は良性変異と考えられてきた。しかし2008年にHaïssaguerreらが,器質的心疾患を伴わない心室細動(ventricular fibrillation:VF)から蘇生された症例においてERを高率に認めることを報告し,この所見が致死性不整脈と関連し得ることを示した1)。この報告を契機として早期再分極症候群(early repolarization syndrome:ERS)という疾患概念が確立された。その後,Antzelevitchらにより,ERSとBrugada症候群が共通の電気生理学的基盤を有することが示され,両者はJ波症候群として統一的に理解されるようになった2)。

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