Japanese
English
特集 腎尿路疾患に関連する感染症
各論
妊婦の尿路感染症
Urinary tract infections in pregnant women
宮﨑 博章
1
MIYAZAKI Hiroaki
1
1小倉記念病院感染管理部
キーワード:
妊婦
,
尿路感染症
,
無症候性細菌尿
Keyword:
妊婦
,
尿路感染症
,
無症候性細菌尿
pp.530-533
発行日 2026年4月24日
Published Date 2026/4/24
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002414
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要旨
尿路感染症(urinary tract infection:UTI)は,妊娠中に最も一般的にみられる細菌感染症であり,無症候性細菌尿(asymptomatic bacteriuria:ASB),膀胱炎,急性腎盂腎炎(acute pyelonephritis:APN)に分類される。未治療のASBがAPNへ進行する可能性を示すエビデンスがあり,APNは母体および新生児の罹患率の上昇と関連している。そのため,ASBは早産のリスクを高めるといわれている。一方で,ASBに対する抗菌薬のルーチンな使用に伴うリスクも考慮する必要がある。妊娠前半期にASBの尿検査を1回実施することは,APNおよびその合併症のリスクを低減しつつ,抗菌薬の使用量と曝露を抑えるという点で妥当と思われる。

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