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特集 肥満と消化器
3 .肥満と消化器疾患(5)肥満と膵疾患
下瀬川 徹
1
1みやぎ県南中核病院消化器内科
キーワード:
肥満
,
内臓脂肪
,
アディポサイトカイン
,
膵炎
,
膵癌
Keyword:
肥満
,
内臓脂肪
,
アディポサイトカイン
,
膵炎
,
膵癌
pp.409-415
発行日 2019年3月20日
Published Date 2019/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000712
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- 参考文献 Reference
肥満は糖尿病や心血管疾患と関連するばかりでなく,さまざまな消化器疾患の直接的原因あるいはリスク因子であることが知られており,膵疾患も例外ではない.肥満者では急性膵炎の発症率や重症化率が高く,膵癌発症の危険率も高いことが示されている.脂肪組織はアディポサイトカインと呼ばれる多彩な液性因子を分泌する内分泌器官と認識されており,肥満者では抗炎症性アディポサイトカインであるアディポネクチンの産生・分泌が低下し,炎症性アディポサイトカインであるレプチンの産生・分泌が亢進する.脂肪組織,とくに内臓脂肪の増加はこれらホルモンの不均衡を介して膵局所ならびに全身の炎症反応や免疫能に影響を与え,膵炎の重症化や膵癌の発症などに関与する分子機序が考えられている.

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