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特集 ロボット支援消化器外科手術における“推し技”
ロボット支援膵体尾部切除術における“推し技”―Cranial to Caudal approach(CC approach)
仲田 興平
1
,
伊達 健治朗
1
,
阿部 俊也
1
,
井手野 昇
1
,
池永 直樹
1
1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科
キーワード:
ロボット支援尾側膵切除術
,
CC approach
Keyword:
ロボット支援尾側膵切除術
,
CC approach
pp.1317-1322
発行日 2026年8月15日
Published Date 2026/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000005130
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尾側膵切除術は,膵体部から膵尾部に発生する良性腫瘍,境界悪性腫瘍,膵管癌などに対して行われる標準的術式である。近年,低侵襲手術の進歩により,腹腔鏡下尾側膵切除術およびロボット支援尾側膵切除術は急速に普及してきた。とくにロボット支援手術は,安定した拡大視野と多関節鉗子を活用できるため,膵周囲の複雑な後腹膜解剖をより精緻に扱い得る術式として膵臓領域でもその症例数は増加している。一方で,膵癌に対する尾側膵切除術では,腫瘍学的に妥当な切離層の選択,十分なリンパ節郭清,そして何よりR0切除の達成が求められる。そのため,良性病変に対する尾側膵切除と膵癌に対する尾側膵切除は同列には論じられず,低侵襲下でいかに開腹手術と同等以上の腫瘍学的根治性を担保するかが重要な課題となる。

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