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特集 消化器・一般外科における技術認定制度を意識した内視鏡外科手術教育と手技の工夫
Ⅰ 技術認定制度 4 エキスパートからのアドバイス:胃
小嶋 一幸
1
1獨協医科大学上部消化管外科
キーワード:
腹腔鏡下幽門側胃切除術
,
内視鏡外科技術認定
,
教育
Keyword:
腹腔鏡下幽門側胃切除術
,
内視鏡外科技術認定
,
教育
pp.557-564
発行日 2026年4月30日
Published Date 2026/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004946
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胃癌はわが国をはじめとする東アジア諸国において依然として高い罹患率を示し,外科治療はその根幹を担っている。従来の開腹手術に代わり,腹腔鏡下胃切除術(laparoscopic gastrectomy;LG)は低侵襲性と整容性を兼ね備えた術式として,進行胃癌も含めて標準治療の1つと位置付けられるようになった。近年では,ロボット支援胃切除術(robotic gastrectomy;RG)も保険適用となり,LGに対して優越性があるのか臨床試験が行われている。一方,LGは開腹手術と比較して,腹腔鏡下の臨床解剖の理解,リンパ節郭清手技,再建など,多岐にわたる高度な技術を要する。これにより「learning curve」が長いとされ1),術者育成の体系化と技術水準の客観的担保が強く求められてきた。この要請に応える形で,日本内視鏡外科学会(Japan Society for Endoscopic Surgery;JSES)が創設した「技術認定制度」は,術者の技能を客観的に評価し,一定水準以上の技術をもつ外科医を認定する仕組みとして評価され,広く普及している。本制度は単なる資格認定に留まらず,教育の基盤として活用され,若手外科医の目標設定,教育者の指導内容の均霑化,患者の安全性の担保に大きく寄与している。また,本制度を意識した教育は,術者が認定取得を目指す過程において系統的かつ効率的に技能を修得できる利点がある。

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