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特集 次世代を拓く整形外科教育
Ⅶ章.学会発表・論文作成
5.生成AIと論文執筆
-――適切な活用法と注意点
Generative artificial intelligence and academic writing:appropriate uses and precautions
吉田 和生
1,2
K. Yoshida
1,2
1慶應義塾大学病院臨床研究推進センター
2慶應義塾大学病院臨床研究監理センター
1Clinical and Translational Research Center, Keio Universal Hospital, Tokyo
キーワード:
generative AI
,
large language model
,
academic writing
Keyword:
generative AI
,
large language model
,
academic writing
pp.669-673
発行日 2026年5月25日
Published Date 2026/5/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei77_669
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- 参考文献 Reference
は じ め に
近年,生成人工知能(AI)の急速な発展により,医療分野における論文執筆の在り方は大きな転換点を迎えている.文章生成,要約,翻訳,構造化といった言語処理を高精度に実行できる生成AIは,研究者の執筆負担を軽減しうる一方で,研究公正や学術的信頼性の観点から慎重な運用が求められる技術でもある1).事実,生成AIの論文執筆への関与は,すでに学術文献の中に可視化されつつある.Kobakらは,生物医学分野のPubMed収載論文を対象とした解析により,ChatGPT(OpenAI社)公開以降,大規模言語モデル(large language model:LLM)由来と考えられる特定語彙の使用頻度が有意に増加していることを報告した2).この結果は,生成AIが論文執筆への活用頻度が増加している可能性を示唆している.
本稿では,生成AIを用いた論文執筆の現状を概観したうえで,論文執筆における基本的な注意点を整理しつつ,生成AIを用いた英語論文執筆の執筆方法の一例も提示する.なお,生成AIを「論文を書く主体」としてではなく,「執筆者のサポート役」として位置づけることを,本稿の基本的立場とする.

© Nankodo Co., Ltd., 2026

