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特集 遺伝子・タンパク質のファミリー・スーパーファミリー
3.遺伝子の発現
転写
ジンクフィンガースーパーファミリー
樋口 理
1
,
水野 健作
1
1九州大学理学部生物学科
pp.413-416
発行日 1995年10月15日
Published Date 1995/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900949
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
[構成員 ]古典的ジンクフィンガー(TFⅢA)ファミリー,核内レセプターファミリー,GAL4ファミリー,GATA-1ファミリー,ジンクリボン(TFⅡS)ファミリー,ヌクレオカプシド蛋白質,メチオニルtRNA合成酵素,LIMファミリー,RINGフィンガーファミリー,プロテインキナーゼCファミリーなどのサブファミリーからなる。各サブファミリーの構成員については表1を参照のこと。
概説
ジンクフィンガーモチーフをもつ蛋白質として最初に構造決定されたのは,アフリカツメガエルの5SリボソームRNAの転写因子TFⅢAで,2個のCysと2個のHis残基が保存された約30アミノ酸からなる構造モチーフ(-C-X2-5-C-X12-13-H-X3-4-H-)が9回反復した構造をもつことが1985年,Klugらによって明らかにされた1)。彼らは,Zn2+イオンがCys2-His2の側鎖に配位した構造を推定し,ジンクフィンガーモチーフと名付けた(立体構造がフィンガー様の構造をもつわけではない)。その後,多くの転写因子に同様の構造モチーフ(古典的ジンクフィンガーとよばれる)の存在が明らかにされ,また,これとは異なったCys,Hisの配置をもつジンクフィンガー蛋白質も次々に明らかにされ,現在ではジンクフィンガースーパーファミリーとして数百種類の蛋白質の構造が知られている。

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