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歯科心身症
内田 安信
1
1東京医科大学病院・ロ腔外科学
pp.544
発行日 1989年6月1日
Published Date 1989/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922287
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- Abstract 文献概要
心身症はいまだに世間では誤解され,精神疾患そのもののように誤まり伝えられている.心理的な要因で起こる身体の病態(症状や疾病)を心身症と定義されているが,仮に神経症であっても,心身症として取り扱い治療する方が便利である場合,このような神経症も広義の心身症の範疇に入れている.このように心身症は狭義の心身症と,広義には神経症を含むものであるが,決して精神病ではない.
歯科心身症はロ腔心身症と同様と考えてよいと思われる.歯科ロ腔領域には身体中最も硬い歯が植立し,生命維持に重要な食物の摂取咬断・臼磨という咀嚼作用や,発音・嚥下作用の他に,時に呼吸道にもなる組織器官が存在し,知覚・味覚・痛覚などの感覚神経をはじめ,唾液分泌や粘液分泌に自律神経が関与し,それらが縦横にNetworkを形成している.
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