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増刊号 緊急検査実践マニュアル
総論
3.緊急検査の管理
2)患者情報と試料の保存
永江 学
1
1聖マリアンナ医科大学病院超音波センター
pp.660-661
発行日 1999年6月15日
Published Date 1999/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903815
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- Abstract 文献概要
患者情報
臨床の診断や治療の評価・決定に用いられる臨床検査は,病気の情報を確実に把握するために行われる.特に病態の急変時や救命救急として発生する緊急検査では,その検査データにより治療方針が大きく変わってくることも少なくない.通常,患者情報は特別な場合を除き,検査依頼用紙に臨床側が臨床診断や検査目的を記載することによってのみ検査側に伝達されることが多く,近年のイントラネットによるオーダリングシステムを導入している病院では臨床側から検査項目のみが情報として送信され,臨床情報が検査側に伝えられないこともある.また,緊急検査室においては独自のシステム(クローズ方式)を使用する場合もあり,病院トータルシステム上の情報が得られないこともある.緊急検査では,緊急異常値(panicvalue or critical values)が出ることが多く,患者情報を知ることで速やかな対応が可能となる場合がある.panic valueが出る場合は,大きく分けて3つの要因が考えられる.その1は患者の急激な病態変化または重篤患者の搬入による場合,その2は試料採取時に生じるサンプリングミスおよび試料搬送の場合,その3は測定操作に伴う測定ミスの場合である.
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