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技術解説
肉眼比色による血清総コレステロール簡便測定法
北村 元仕
1
,
有松 芳子
1
1日本専売公社東京病院検査科
pp.669-673
発行日 1960年11月15日
Published Date 1960/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905761
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
1953年,Zlatkisら1)によつて塩化鉄反応法が血中コレステロール定量に導入されてから,従来最も困難な検査法の一つであつたコレステロール測定は,簡便に,かつ高い精度をもつて多くの臨床検査室で容易に実施せられるようになつた。Zlatkis法は血清を除蛋白せずに直接呈色させ最も簡便であるが,市販試薬の純度によつて屡屡正の誤差を伴ない,また他の多くの妨害も受け易いので,実際には除蛋白を併用する柴田・長谷川の改良法2)や,Zakらの抽出法3)が多く用いられている。また最近,Zak4)およびHenly5)は塩化第2鉄酢酸溶液による除蛋白法を案出し,この原理にもとつく方法6),7)は日常検査法としていくつかの長所を有し,優秀な血清コレステロール定量法として次第に広く認められるようになつた。
一方,いわゆる老人病と関連して,臨床的に血清コレステロール値が重視せられ,この測定を第一線の診療所,医院においても迅速,簡便に実施したいという要望が次第に強まつてきている。大病院においても,日常検査の件数が増加するに従い,おおよその選別試験として簡便法を併用するという方向も試みられつつある。

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