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特集 泌尿器科診療ベストNAVI
Ⅱ 疾患・病態の診療
9 その他の疾患
膀胱疾患
108 膀胱憩室
野崎 哲夫
1
,
布施 秀樹
1
1富山大学医学部泌尿器科
pp.303-304
発行日 2013年4月5日
Published Date 2013/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103177
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
1 概念・病因
膀胱憩室とは,膀胱内腔粘膜が膀胱壁の筋層を脱出し,膀胱壁外へ部分的に拡張した状態をいう。組織学的に膀胱憩室壁は,粘膜・粘膜下層結合組織または固有層・薄い平滑筋の成分とで構成されている1)。この平滑筋成分は一般的に収縮機能を欠いており,排尿効率の低下から残尿量増大の原因となる。
膀胱憩室の成因は先天性と後天性とに分けられる。先天性膀胱憩室はMenkes症候群やEhlers-Danlos症候群,prune belly症候群など,さまざまな先天性疾患に併発することがある。男児に多く,尿管口あるいは膀胱頸部近傍に存在することが一般的で,胎児期の尿管芽の膀胱への接合異常が関連しているものと考えられている2)。
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