Japanese
English
薬剤の臨床
Uropyridinの使用経験—特に泌尿器外疼痛及び術後排尿障害に対する成績
Effects of Uropyridin:particularly those on extraurogenital pains and postoperative urination disorders
石井 次男
1
,
津田 達雄
1
Tsugio Ishii
1
1信州大学医学部産婦人科学教室
pp.133-135
発行日 1961年2月10日
Published Date 1961/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202371
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Ⅰ.はしがき
UropyridinはPhenylazo-diamino-pyridine塩酸塩で,つぎの構造式をもつアゾ色素化合物である。
アゾ色素は殺菌作用があり,Scarlet軟膏のように今日でも創傷治療剤としてもちいられているが,Uropyridinは,生体では試験管内ほど抗菌力は強くなく,ブドウ球菌,連鎖球菌,大腸菌,淋菌などの尿路感染にわずかに尿路消毒剤的作用をしめすにすぎない。しかし,尿路疾患のさいの排尿痛,灼熱感,尿意頻数などの自覚症状にたいしてはいちじるしい効果をしめすところから,今日では,抗生物質やサルファ剤と併用して膀胱炎にひろくもちいられ,対症療法剤としての優秀性が一般にみとめられている。

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