Japanese
English
論述
Sprengel変形の治療
Surgical Trcatment of Sprengel's Deformity
野口 康男
1
,
藤井 敏男
1
,
松元 信輔
2
,
西尾 篤人
3
Yasuo Noguchi
1
1福岡市立こども病院整形外科
2九州大学医学部整形外科学教室
3九州労災病院
1Department or Orthopedic Surgery, Fukuoka Children's Hospital
キーワード:
Sprengel変形
,
Sprengel's deformity
,
先天性肩甲骨高位症
,
congenital elevation of the scapula
Keyword:
Sprengel変形
,
Sprengel's deformity
,
先天性肩甲骨高位症
,
congenital elevation of the scapula
pp.1227-1236
発行日 1984年11月25日
Published Date 1984/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907067
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- 1ページ目 Look Inside
はじめに
Sprengel変形は先天性に一側あるいは両側の肩甲骨が正常よりも高い位置にあるもので,先天性肩甲骨高位症ともいう.肩の運動制限を認めることが多く,またしばしば脊椎,肋骨,上肢などに奇形を伴っている.その記載は1863年のEulenburgの3例の報告に始まり,1891年にSprengelが先天性奇形として詳細に報告して以来一般に認められるようになった.本邦においては1908年の田代に始まり,現在まで70余例の報告例がある.
本症に対して保存的治療は一般に無効であり,現在まで数多くの手術術式が試みられてきており,本邦では約40例の手術例が報告されている12,13,16).その約半数はWoodward法であるが,その他の術式も含めまとまった報告は少ない.われわれは現在までに本症の10例に対し観血的治療を行ったので,その結果を報告する.

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