Japanese
English
誌上シンポジウム 小児の肩関節疾患
Sprengel変形に対する肩甲骨骨切り術について
Surgical Outcome of Wilkinson's Osteotomy for Sprengel's Shoulder
瀬川 裕子
1
,
西須 孝
1
Yuko Segawa
1
,
Takashi Saisu
1
1千葉県こども病院整形外科
1Division of Orthopaedic Surgery, Chiba Children's Hospital
キーワード:
Sprengel変形
,
Sprengel deformity
,
Wilkinson法
,
Wilkinson's osteotomy
,
肩甲骨下方回旋
,
downward rotation of the scapula
Keyword:
Sprengel変形
,
Sprengel deformity
,
Wilkinson法
,
Wilkinson's osteotomy
,
肩甲骨下方回旋
,
downward rotation of the scapula
pp.1089-1094
発行日 2010年12月25日
Published Date 2010/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101851
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当科におけるSprengel変形に対するWilkinson法の手術成績を調査した.肩関節屈曲および外転可動域,Cavendish gradeは術前にくらべ最終観察時に有意に改善した.最終観察時に11肩中10肩に肩甲骨の下方回旋を認めた.術前後の回旋角を比較したところ,術後のほうが下方へ回旋している傾向はあったが,有意差はなかった.経過観察中に肩関節不安定性症状を呈した症例が2肩あり,いずれも最終観察時に肩甲骨は下方回旋していたが,肩甲骨下方回旋と症状の関連は明らかではなかった.最近の症例では術式に若干の変更を加えている.
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