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連載 慢性疼痛の治療戦略 治療法確立を目指して・9
漢方製剤
三潴 忠道
1
Tadamichi MITSUMA
1
1福島県立医科大学会津医療センター漢方医学講座
pp.546-549
発行日 2017年6月25日
Published Date 2017/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200837
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漢方医学的な認識:『寒』の確認
漢方製剤は元来,漢方医学的な基本ソフトの上で発達したため,症状や病名だけではなく,漢方医学的な考え方も導入して処方したほうが臨床効果を得やすい.疼痛に関する漢方製剤の使用においては,特に病態の寒・熱の判断が重要である.寒の病態では,寒冷刺激で悪化しカイロや風呂など温熱刺激で症状が緩和されることが多く,問診すると冷え症状が存在する.寒に対する代表的な漢方薬の附子(キンポウゲ科トリカブトの塊根)は鎮痛作用も強く,慢性疼痛は寒を伴うことが多いためしばしば応用される.非適応(寒が存在しない)病態では中毒の危険もあるが,寒を確認して少ない量から使用する.附子中毒については,最後に述べる.

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