Japanese
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特集 鼎談
術中トラブルの予防と対策
甲状腺・上皮小体手術
胸鎖乳突筋の扱い方
藤本 吉秀
1
,
三村 孝
2
,
的場 直矢
3
1東京女子医科大学内分泌センター外科
2済生会中央病院外科
3仙台市立病院外科
pp.1299
発行日 1989年9月30日
Published Date 1989/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210464
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- Abstract 文献概要
藤本 それから甲状腺の分化癌で,内深頸リンパ節は,外国ではあまり一所懸命郭清しないようですが,日本ではよくやりますよね.実際,患者さんが手術後に医者以上に触診が上手になって,小さいリンパ節をよく見つけて来られます.現実にはそんなに心配する病的状態だとは思わないのですが,とる以上はきちんととりたい.それで,胸鎖乳突筋を切るか切らないか.私は前にリンパ節が激しく腫大していた症例でやむを得ず切ったことがあるのですが,後で縫うと筋肉が硬くつっかい棒みたいに突っ張ってしまった経験が一,二あったものですから,原則として筋肉を切らないでやっているわけです.しかし,信州大学あたりでは原則として切ってやっているようです.石垣先生は鎖骨の付着部の近くで切ってやられるということを学会で話しておられましたね.
三村 この間も再発例でもどうしても切らざるを得ないものがありました.あとで丁寧に縫うのですが,ちょっと力を入れたら縫ったところがすぐ切れてしまうんです.浸潤があるようなところは削っても,できるだけ切らないで残した方がいいと私は思います.
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