Japanese
English
短報
覚醒剤による中毒性精神病のFlashback現象にみられたT3-Thyrotoxicosis
T3-Thyrotoxicosis Observed in Flashbackphenomenon of Amphetamine-induced Psychosis
中西 俊雄
1
Toshio Nakanishi
1
1精神科中西医院
1Nakanishi Psychiatric Clinic
pp.100-103
発行日 1985年1月15日
Published Date 1985/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203887
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- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
甲状腺機能亢進症の中には,血中triiodothyronine T3濃度が異常に高く,thyroxine T4濃度は正常範囲内に保たれている状態がある。それはT3-thyrotoxicosis(以下T3-toxicosisと略記する)と呼ばれ,亢進症の治療中に観察されることもある。この状態は,観察される機会が極めて少なく,海外の研究をも含めて,年間,2,3の報告がなされるにすぎない。その成立機転は今なお解っておらず,研究者達の興味をひいている。ところが,筆者自身が診療にあたる極めて限られた患者の中に,20数例において,T3-toxicosisが観察された。一部については,既に報告したが2,3,5),今回は,覚醒剤による中毒性精神病を経験した者が,飲酒に誘発されたflashback現象の状況下で,T3-toxicosisの状態にあった事例を報告する。

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