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特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
V.内分泌系
1.甲状腺疾患の診かた
甲状腺機能低下症
七条 小次郎
1
1群大内科
pp.1140-1142
発行日 1972年7月5日
Published Date 1972/7/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204231
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
診断の手がかり—まず視診
本症の診断にあたって何を手がかりとするかというとまず視診をあげねばならぬと思う.
いままで私が扱ってきた症例の数は多くはないが,ことごとく視診により特有な皮膚所見と顔貌を見つけており,蒼白で荒れた,乾燥した皮膚をしていて,何か,ねぼけたような顔つきで瞼がはれぼったい感じのする患者のなかから本症が見出されている.皮膚と顔貌の二つでおよそ見当をつけてから詳細な問診,視診,触診,聴打診,その他の諸検査をすすめていくわけであるが,問診を行なうにあたっては,体の弱り,嗜眠,寒がり,発汗低下,記憶減退,便秘傾向,呼吸困難,声のかれ,おしゃべりののろいこと,食思不振,月経困難,動悸,耳の聞こえの悪いこと,心部痛などに気をつける必要がある.

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