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特集 勞働衞生最近の進歩
産業災害について
斎藤 勇
1
1労働省基準局安全課
pp.31-35
発行日 1954年11月15日
Published Date 1954/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201480
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I.序説
労働基準法に基く労働安全衞生規則は,昭和22年公布されたのであるが,わが国の産業もこの頃より漸次復興に向い生産も又上昇の途を辿つていつたのである。然し乍らこの反面産業災害による犠牲者も続出するようになつてきた。
産業安全の使命は産業災害の撲滅にあるのであるが,戦後国民の精神的虚脱と職場規律の弛緩,身体生命を軽視する風潮の強い当時にあつて安全行政を推進して行くことは決して安易なものではなかつた。かてて加えて事業場はとみれば,荒廃した生産設備,労使の安全認識の欠如,安全管理能力の低劣等の惡条件下においておや。

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