Japanese
English
特別記事
保健師活動におけるシミュレーション教育導入と現場からの声/保健師活動におけるシミュレーション教育への期待
井口 理
1
,
大岩 和也
2
,
阿部 幸恵
3
1日本赤十字看護大学地域看護学
2杉並保健所健康推進課
3東京医科大学病院シミュレーションセンター
pp.246-253
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134883330820030246
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、246ページから253ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
シミュレーション教育は、アクティブラーニングの推進と臨床実践能力の向上を目的として、我が国の看護学基礎教育に2000年頃から導入されてきた教育方法です。しかし、その発展の中心は、シミュレーター人形などの機器を用いて、個人を対象とした急性期ケアや臨床技能を実践的に学ぶ方法でした。そのためか、地域全体の住民を対象とし、住民や関係機関との関係性構築やそのプロセスを重視する保健師の基礎教育では、シミュレーション教育の導入が進んでこなかった側面があります。
近年の若年層では、SNSを中心とした非対面型のコミュニケーションが主流となり、対面で多様な人と関わる機会が減少していることが指摘されています1)。看護系学生の社会人基礎力(アクション、シンキング、チームワーク)は、スポーツやボランティアなどの生活経験や自己学習、授業中のロールプレイ、ディスカッションと有意に関連するという報告もあります2)。こうした背景を踏まえると、さまざまな状況を想定して体験的に学ぶシミュレーション教育は、保健師に求められる思考・状況判断・対応力を強化する有効な学習方略となり得ると考えられます。
ここでは、保健師のために行われているシミュレーション教育を概観し、健康危機管理など実際の場面を日常業務で経験することが難しい分野への対応力強化や、若手保健師への現任教育の手法として、シミュレーション教育を現場に導入する効果について、実践事例に基づき現場の声を交えて紹介します。

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

