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特集 精神科診療でジェンダーに直面するとき
【診療におけるジェンダーの視点】
女性医師が診療において果たしうる役割—対人関係療法のエッセンスをふまえて
How Can Women's Experiences Inform Clinical Practice?:A Perspective from Interpersonal Psychotherapy
利重 裕子
1
Yuko Toshishige
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科精神・認知・行動医学
1Department of Psychiatry and Cognitive-Behavioral Medicine, Nagoya City University Graduate School of Medical Sciences
キーワード:
対人関係療法
,
interpersonal psychotherapy
,
女性のライフサイクル
,
women's life course
,
役割の変化
,
role transition
Keyword:
対人関係療法
,
interpersonal psychotherapy
,
女性のライフサイクル
,
women's life course
,
役割の変化
,
role transition
pp.985-990
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048812810680070985
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抄録
女性は,妊娠や出産,更年期といった各ライフステージにおいて,ホルモンの変動に伴う身体的・心理的変化を経験する。また,パートナー,母親,介護者など多様な役割を担うことが多く,それに伴う心理的負担も少なくない。類似の経験を有する女性医師は,女性患者の置かれた状況を理解しやすい側面があり,患者が安心して語ることのできる治療関係を築きやすい可能性がある。一方で,同じ女性であっても主観的体験を言語化せずに十分に共有できるとは限らず,個々の体験の多様性をふまえた関わりが求められる。さらに,多様なライフステージの女性患者を診療する際には,対人関係療法(IPT)のエッセンスが有用であると考えられる。本稿では,女性医師であることが精神科診療において果たしうる役割と,IPTのエッセンスの有用性について検討する。

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