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IL-36と表皮機能:炎症とバリア制御のクロストーク
佐藤 絵美
1
1福岡大学医学部皮膚科学教室
キーワード:
IL-36
,
epidermis
,
stratum corneum
,
corneodesmosin
,
Kogoj spongiform pustules
Keyword:
IL-36
,
epidermis
,
stratum corneum
,
corneodesmosin
,
Kogoj spongiform pustules
pp.64-66
発行日 2026年1月28日
Published Date 2026/1/28
DOI https://doi.org/10.69337/D202601-091-11
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IL-36はIL-1ファミリーに属するサイトカインで,受容体を活性化する3つのアイソフォーム(IL-36α,IL-36β,IL-36γ)と,拮抗因子IL-36RAから構成される.主な産生細胞は表皮ケラチノサイトで,受容体を介してNF-κBやMAPKシグナルを活性化し,特にIL-36γはIL-8(CXCL8)を中心に多数の炎症関連遺伝子を誘導する1).近年,IL-36は膿疱性乾癬をはじめとする炎症性皮膚疾患における中心的因子として注目されており,IL36RN遺伝子異常による汎発型膿疱性乾癬(GPP)では病態形成に必須の役割を担うことが明らかになっている2)3).

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