動向
病院の損益率マイナス7.5%経営難が顕著―医療経済実態調査の結果を報告―
pp.24-27
発行日 2025年12月11日
Published Date 2025/12/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2984007
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厚生労働省は11月26日、中医協総会(小塩隆士会長)などに令和5・6年度の医療機関等の損益率を調べた医療経済実態調査を報告した。同調査は令和8年度診療報酬改定の改定率を決める際の重要な参考資料となる。一般病院の損益率(平均値)が令和5年度で▲7・5%、令和6年度で▲7・3%であるなど、最近のさまざまな機関が実施した調査結果と同様に、病院の経営悪化の状況が明らかとなっている。小塩会長は、調査結果に対する支払側・診療側の意見をきいた上で、中医協としての診療報酬改定に対する意見をまとめ、上野賢一郎厚労相に提出する考えを示した。

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