特別記事
駐車の規制に関する実態調査の結果報告
福井 小紀子
1
1日本赤十字看護大学大学院地域看護学分野
pp.362-367
発行日 2010年5月15日
Published Date 2010/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101602
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調査背景
昨今,訪問看護師は,訪問看護車両の駐車規制に関する苦労を抱えつつ,いろいろな工夫をしながら居宅におけるサービス提供に取り組んでいる。特に,2007年2月の道路交通法の一部改正以降,駐車違反の取り締まりの厳重化や駐車許可証の申請に関する提出書類の煩雑化,また有料駐車場利用による利用者もしくは事業所の費用負担の増加などで困っているという声が挙げられている。
これらの声に基づき状況の改善をめざして,2008年2月,日本看護協会・日本訪問看護振興財団・全国訪問看護事業協会の三団体から警察庁へ「道路交通法における訪問看護車両の取り扱いに関する要望」が提出された。また,厚生労働省から,2009年1月,各都道府県宛てに「訪問介護及び訪問看護車両に係る駐車許可への対応について」の発出等の対応もなされた。
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