潮流
令和6年度改定の入院等の影響調査 令和7年度調査の調査票をまとめる
pp.25
発行日 2025年5月11日
Published Date 2025/5/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2963008
- 有料閲覧
- 文献概要
中医協の入院・外来医療等の調査・評価分科会(尾形裕也分科会長)は4月17日、令和6年度診療報酬改定の結果検証を行うための令和7年度調査の調査票をまとめた。令和6年度調査と同様の項目に「医療資源の少ない地域における保険医療機関の実態」を加えつつ、最近の医療提供体制の動向を踏まえた質問等を盛り込んだ調査票とした。令和6年度改定の結果検証は、診療報酬改定結果検証部会でも行うが、病院にとって主要な改定項目の多くは同分科会で実施する調査で検証することになる。 令和6年度と同様の項目の調査を実施するのは、経過措置があるなど改定の効果を検証できるまでに、一定程度の期間が必要と考えられるため。加えて、令和6年12月に、新たな地域医療構想や医師偏在対策など医療提供体制の制度改革がまとまり、医療法等一部改正法案が閣議決定されたことや、令和7年度薬価改定とともに、期中改定として、入院時の食事基準額が20円引き上げたことなどを踏まえ、新たな質問等を設けた。
Copyright © 2025 Syakaihokennkennkyuujo All Rights Reserved.