動向
社保改革の方向性 春の建議に向けて財務省が案を提示―財政制度等審議会・財政制度分科会―
pp.20-23
発行日 2025年5月11日
Published Date 2025/5/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2963006
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「高齢化による伸びに抑える」との方針過去10年間達成、今後もこの考え方に 財務省は4月23日、令和8年度予算の概算要求に向けた提言書(春の建議)を議論している財政制度等審議会・財政制度分科会(十倉雅和分科会長)に社会保障制度に関する現況分析を踏まえ、論点ごとに「改革の方向性」を提案した。総論として、政府の予算編成について、過去10年間にわたって社会保障関係費の実質的な伸びを「高齢化による伸びに抑える」との方針を「達成してきた」と言及。その上で、診療報酬改定のあった令和6年度予算、そして薬価の中間年改定と入院時の食費基準額の引上げなどを実施した令和7年度予算について「適切に措置されている」と評価した。「今後も、この考え方に沿ったメリハリのある予算編成を実施していくことが重要」との考えだ。

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