潮流
高額療養費制度の自己負担限度額の引上げ 福岡厚労相が多数回該当見直し凍結を判断
pp.20-21
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2956008
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福岡資麿厚生労働大臣は2月14日、高額療養費制度の自己負担限度額を引き上げる見直しについて、政府案を修正し、多数回該当の場合は現状の自己負担限度額にとどめるとの判断を示した。高額療養費の見直しに反対する全国がん患者団体連合会(全がん連)などとの意見交換を踏まえ、高額療養費の支給を受けつつ長期療養する患者に配慮することを決定した。 高額療養費制度では、一か月の医療費の自己負担上限額が定まっており、高額な医療費がかかっても通常の自己負担割合よりも低い自己負担で済む。1年(直近12か月)に高額療養費の支給を4回以上受ける場合は、さらに自己負担限度額が軽減される。
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