連載 知っておきたいこと ア・ラ・カルト
自己免疫性骨軟化症
星野 良朋
1
,
伊東 伸朗
2
1東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科
2東京大学大学院医学系研究科難治性骨疾患治療開発講座
キーワード:
自己免疫性骨軟化症
Keyword:
自己免疫性骨軟化症
pp.298-300
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.02_037
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骨軟化症とは
骨軟化症とは,慢性低リン血症などによりハイドロキシアパタイトの形成効率が低下し(骨形成低下),非石灰化骨である類骨が増加する疾患である.骨端線閉鎖前に同様の病態が生じるとくる病となる.日常生活レベルの負荷で,肋骨,椎体(魚椎変形をきたす),骨盤骨,大腿骨頭,大腿骨/脛骨/腓骨の骨幹部,踵骨,中足骨などに微小クラックが集積し,多発非横断性骨折を生じる.一方,骨粗鬆症は骨量減少により骨折が生じやすくなる疾患で,石灰化骨と類骨の比率は正常であり,骨軟化症とは異なる.典型的には軽度の外力で橈骨遠位端,椎体(楔状/扁平変形をきたす),大腿骨頸部などに骨折を生じる.

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